オンラインピルを処方できるおすすめクリニック7選|値段が安いのは?

オンラインピルを処方できるおすすめクリニック7選|値段が安いのは?
(PR)CLINIC FORの情報提供元:CLINIC FOR

ピルは避妊目的だけでなく、生理不順やPMSの改善でも用いられるお薬です。ピルに関しては産婦人科や婦人科に来院して処方してもらう以外にも、オンライン診療で処方してもらうことが可能です。

この記事では、オンラインでピルを処方してもらえるおすすめのクリニックやピルの副作用などもご紹介していますので、生理不順やPMSを改善したい方は参考にしてみてください。

オンラインでピルを処方してもらうには

ピルは医療用医薬品に分類されているため、薬局では購入することができません。ピルを処方してもらうには、医師の診療・処方箋が必要になります。

オンラインクリニックではビデオ通話・電話などで医師の診療を受けることができるため、病院に行く時間が取れそうにない方におすすめです。

オンラインでピルを処方してもらうのに必要なのはスマホと身分証だけ。深夜や土日祝でもオンライン診療を行っているクリニックもあるので、自分の希望に合いそうな医院を選んでみてください。

オンラインピルのおすすめクリニック

ピルの料金が安いというのは当然として、土日祝でも診療を行っていたり、スピーディーにピルを処方してもらえるおすすめのクリニックをご紹介します。

メデリピル

メデリピルの特徴

料金 診療代:0円
配送料:550円
低用量ピルの料金:初月無料
2ヵ月目以降2,970円~
オンライン診療 7:00~24:00
土日祝受付OK
お薬の発送 最短当日発送・翌日到着
取り扱いピル 低用量ピル:6種類
超低用量ピル:5種類
中用量ピル:1種類
アフターピル:2種類
おすすめポイント

  • 低用量ピルは薬代が初月無料のキャンペーン中
  • 低用量ピルなら初診・再診の診療代が無料
  • オンライン診療は遅い時間帯も対応している
  • ピルの種類が豊富で、超低用量ピルもある
  • 診療は産婦人科医が担当
  • 1シート1,980円~とコスパにも優れる

メデリピルはテレビCMで見たことがある人も多いでしょう。オンラインピルを処方している人気サービスで、低用量ピルなら診療代ずっと無料&ピル代は初月無料、2ヵ月目以降は1シート2,970円という低価格でコスパにも優れています。

ピルは国内承認薬のみ取り扱っており、超低用量ピルの処方も可能です。避妊や月経移動だけでなく、月経困難症で悩んでおられる方にも幅広い患者さんに対応しているのは唯一の特徴でしょう。

お薬を郵送してもらう頻度によっては配送料が550円かかりますが、6シート(160日分)まとめて送ってもらうと送料が無料になります。とくに事情がない限り、6シート分送ってもらうとコストも抑えられて便利ですよ^^

オンライン診療は最大24時まで対応していて、低用量ピルなら診療代もかかりません。診療してくれるのは産婦人科医の先生なので、初めてのピル処方で不安がある人でも、遠慮なく相談してみてください。

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スマルナ

スマルナの特徴

料金 予約料・診療代:1,500円
配送料:無料(お薬代に含まれる)
ピルの料金:1,963円~
オンライン診療 担当医師により変動
※受付は24時間365日対応
お薬の発送 最短翌日到着
取り扱いピル 低用量ピル:5種類
超低用量ピル:5種類
中用量ピル:1種類
アフターピル:2種類
おすすめポイント

  • 低用量ピルが1シートあたり1,963円のキャンペーン中
  • 365日24時間、医師や薬剤師に無料相談ができる
  • 18時までの決済で、最短翌日にお薬が届く
  • プライバシーに配慮した梱包で中身が分かりにくい
  • 処方できるピルの種類が多く、アフターピルも対応
  • ビデオ通話以外にもチャットのみで診療をしてもらえる

スマルナは100万ダウンロードを突破したオンライン・ピル処方の専門サービスです。24時間365日、医師や薬剤師に無料相談ができ、ビデオ通話だけでなくチャットのやり取りのみで診療をしてもらえるのが特徴のサービスです。

オンライン診療の際に医師と顔を合わせたくない方や、スキマ時間に携帯を操作してピルを処方してもらいたい方には嬉しいポイントですね。

低用量ピルは1シートあたり2,380円が通常価格ですが、今なら期間限定で1,963円と低価格で処方してもらうことができます。取り扱っているピルもかなり豊富なので、自分の症状に合ったピルを提案してもらえるでしょう。

スマルナは専用のアプリで診療を行うため、アプリをインストールしたら会員登録・本人確認を済ませましょう。医師が待機している時であれば、予約せずにそのまま医師との診療に移ることもできます。

↓アプリのインストールはこちら

クリニックフォア

クリニックフォアの特徴

料金 予約料・診療代:1,650円
配送料:550円
ピルの料金(平均):2,255円~3,278円
オンライン診療 9:00~20:00
土日祝受付OK
お薬の発送 最短当日発送・翌日到着
取り扱いピル 低用量ピル:5種類
超低用量ピル:2種類
おすすめポイント

  • 診療実績がグループで300万件以上
  • 全体的に料金が安くコスパに優れている
  • ピルは日本製の国内承認薬
  • 取り扱いしているピルの種類が豊富
  • ビデオチャットで診療できるため自宅で完結
  • 最短は当日発送、地域によっては翌日には到着するスピード感
  • プライバシーに配慮しているため中身がピルだとは分からない

クリニックフォアグループは、これまでに300万件以上の診療実績があり、多くの患者さんからそれだけ高い評価を受けていますので、初めてピルをオンラインで購入する方でも安心・分かりやすく進められます。

ピルの取扱い数は7種類と豊富で、あなたの症状・要望・健康状態に合ったピルを選ぶことが可能です。アフターピルの処方はしていませんが、避妊やPMSに悩まれている方にとっては大変心強いかと思います。

時間帯によっては、診療したその日の内にピルを配送してくれるため、僻地でなければ翌日に届くことも可能です。郵送時の梱包はクリニックと分からないように配慮されているので、中身を家族にバレたくない人でも安心して受け取れます。

クリニックフォア公式サイトへ

おうちでクリニック

おうちでクリニックの特徴

料金 初診料:1,650 0円!
配送料:550円
ピルの料金:2,283円~
オンライン診療 10:00~19:00
お薬の発送 最短当日発送
取り扱いピル 低用量ピル
超低用量ピル
おすすめポイント

  • キャンペーンで診療代が0円
  • 低用量ピルの種類が豊富で自分に合うピルが探せる
  • 1シート2,283円からでコスパも良い
  • ピルは日本で承認されている正規品のみ
  • ピルを数ヶ月分まとめて発送してもらえる
  • 商品の中身が分からないように発送

おうちでクリニックは低用量ピル・超低用量ピルの扱いがあるオンラインクリニックです。お薬代はどのクリニックでも購入しても大きな価格差はないのですが、おうちでクリニックは診療代が無料のため、コストを抑えてピルを活用できます。

また、3ヵ月・6ヵ月・12ヵ月分のピルをまとめて送ってもらうこともできます。毎月送ってもらうと年間6,600円の送料がかかりますが、まとめて送ってもらうと送料分のコストも抑えられますね。

オンライン診療が行われている時間帯がちょっと短いのと、中用量ピルの取扱いがないのはデメリットに感じますが、コスト重視をされる方にはおすすめのクリニックです。今なら初月のみ500円割引のキャンペーン中です。

おうちでクリニック公式サイトへ

Pills U

Pills Uの特徴

料金 初診診療代:1,650円
更新時診療代:無料(単品購入時:1,650円)
配送料:無料(単品購入時:550円)
薬代(1ヶ月あたり):2,822円~
オンライン診療 24時間予約対応(土日祝受付OK)
お薬の発送 最短当日発送・翌日到着
取り扱いピル 低用量ピル:7種類
中用量ピル:0種類
アフターピル:0種類
おすすめポイント

  • オンライン診療は24時間対応しているため緊急時でも安心
  • 定期便を利用することで、通常の10%オフでピルを購入できる
  • 会員登録やアプリを取らずともオンライン診療を受けられるので楽
  • 送料無料で最短翌日には商品が届く
  • お届け時の品名は「化粧品」のため中身がバレにくい
  • 無料でアフターフォローを受けられるため初めての人でも安心

Pills Uは、24時間診療を行っているため、平日や夜にしか時間を取れない社会人の人でも安心してスケジュール管理を行えます。何かトラブルや緊急事態になったとしても、すぐに対応してくれるのは高い安心感があります。

薬代は1ヶ月あたり2,822円~となっていますが、定期便で利用することで通常の10%オフの料金でピルを使用することが可能です。低用量ピルは7種も取り扱いがあるため、希望に沿ったお薬を見つけやすいです。

診療時にはとくにアプリをダウンロードしたり、会員登録する必要もないため事前に用意するものはありません。診療後は最短当日には送付してくれるため、近い地域であれば翌日にはピルが届きます。

診療後、服用中などのアフターフォローもしっかりとしています。定期便更新時に診療を受けるのですが、その際の診療代は無料となっています。続ければ続けるほどお得ですし、何か不安なことがあれば積極的に相談していきましょう。

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ケイ・レディースクリニック

ケイ・レディースクリニックの特徴

料金 診療代:1,000円
送料および手数料:660円
追加処方:660円
薬代:3,300円~
オンライン診療 11:00~12:30
14:30~18:30(日曜・祝日のみ17:30)
年中無休
お薬の発送 最短当日発送
取り扱いピル 低用量ピル:2種類
中用量ピル:0種類
アフターピル:0種類
おすすめポイント

  • 低用量ピル処方数15年連続日本一という高い実績がある
  • 土日祝日も対応しているため社会人でも受けやすい
  • 診療で低用量ピルの使い方や効果を聞けるため初めての人でも安心
  • 診療代は1,000円、薬代は3,300円~とコスパが良い
  • 支払方法にコンビニ払いもあるため、便利
  • 郵便局留めを利用できるため家族などが受け取る心配がない

ケイ・レディースクリニックは、これまでに低用量ピル処方数15年連続日本一というという実績を残しています。低用量ピルというものが一般化した現代においても、変わらず日本一を維持しているというのはそれだけ高い安心感と信頼感があるということです。

診療代は1,000円と他クリニックと比較すると安めに設定されています。薬代は3,300円と相場よりほんの少し高いくらいですが、オンライン診療で提供しているピルは2種類のみのため迷わないのは大きなメリットです。

支払方法はクレジットカードの他に、コンビニでの決済にも対応しています。セブンイレブンやファミリーマート、ローソンなどの全国展開しているコンビニで支払うことができますので、クレジットカードを持ってない人でも安心です。

発送時の送り主には「ケイレディースクリニック新宿」と記載がありますが、郵便局留めを利用することができます。10日間は保管されますので、自分の都合の良い日に取りに行きましょう。もちろん、第三者が受け取ることはありません。

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MY PILL ONLINE CLINIC

MY PILL ONLINE CLINICの特徴

料金 初診:1,650円
再診:550円
薬代:2,690円~
送料:550円
オンライン診療 24時間365日受付可能(年中無休)
お薬の発送 最短即日発送、翌日到着
取り扱いピル 低用量ピル:5種類
生理移動ピル:1種類
アフターピル:4種類
おすすめポイント

  • 24時間365日対応しているため社会人でも診療を受けやすい
  • 電話対応をしてくれるのは、産婦人科の専門医
  • 1日あたり93円~とコスパにも優れている
  • 「はじめて割」や「学割」のお得な割引がある
  • 最大6ヶ月分をまとめて処方してくれる
  • 自宅で定期検診や子宮がんの検診を受けることができる
  • 薬は即日発送されるため緊急時でも安心

MY PILL ONLINE CLINICは、24時間365日対応しているクリニックです。オンライン診療時の電話対応をしてくれるのは産婦人科の専門医のため、ピル以外のことでも気になる事があれば気軽に相談することができるでしょう。

ピルの価格は国内最安クラスで安く、1日あたり93円~で利用することができます。経済的に厳しい人でも無理なく始めることができますし、すべて国内生産の正規品のため高い安心感もあります。最大6ヶ月分処方してくれるため、飲み忘れの予防も可能です。

特別なキャンペーンとして、はじめて使う人限定で1シートが50%オフになる「はじめて割」や、1シート50%オフだけでなく送料も無料になる「学割」などがあります。もし適用条件に当てはまるのであれば、ぜひ利用してみましょう。

診療自体は自宅で受けられますし、定期検診も行っているため何か変わったことや不安なことがあればすぐに対応してくれます。避妊や月経困難症以外にも、子宮がんなどの重たい病気に関しても検診を行っているため気になる人は相談してみることをおすすめします。

診療が終われば、薬を即日配送してくれます。地域にもよりますが、近いところであれば翌日には届くことでしょう。プライバシーに関してもしっかりとしており、中身がピルであることは分からないようになっていますし、受け取りを自宅以外に指定することも可能です。

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ピルの種類とそれぞれの効果・目的

ピルの種類とそれぞれの効果・目的

ピルの種類 特徴
低用量ピル 避妊、PMSの改善が期待できる。
もっとも使用率が高いピル。
副作用の発現率は低め。
中用量ピル 主に月経移動を目的に使用される。
避妊効果もある。
副作用が出る場合がある。
アフターピル 緊急時の避妊薬として使用される。
72~120時間以内の服用が推奨。
出典:日本産科婦人科学会
ピルには大きく分けて3つ種類があり、それぞれ効果や目的が異なります。

低用量ピルとは

まずは、ピルの中で最も使用率の高い低用量ピルからです。

低用量ピルの特徴

  • 避妊方法に優れ、正しく使用することで避妊率99.7%
  • PMS(月経前症候群)の症状緩和に期待できる
  • 生理痛や頭痛、吐き気などの症状緩和に期待できる
  • 副作用が起きにくい傾向にある
  • 1日に1回服用する必要がある

低用量ピルは、プロゲステロン(黄体ホルモン)とエストロゲン(卵胞ホルモン)と呼ばれる2つの女性ホルモンが含まれている薬のことです。経口避妊薬やOCと呼ばれることもあり、毎日1粒を服用することで排卵を抑制し、子宮内膜の増殖を抑えることができます。

日本産科婦人科学会の資料によりますと、避妊効果に優れており、その避妊率は正しく使用すれば99.7%以上、一般的な使用でも91%とされています。


また、PMSの改善や生理痛・生理中のイライラ感を抑える効果にも期待できます。低用量ピルは、体内にある女性ホルモンの量をコントロールできるため、生理に関する症状や悩みを解決することができるのです。そのため、生活全般を楽にするために使用する人もいます。

低用量ピルは副作用が起きにくいと言われています。服用を始めたばかりの頃は不正性器出血や頭痛などの症状が出ることもありますが、2~3ヶ月ほどでこのような症状は落ち着きます。

服用方法も簡単で、毎日1回だけ自分で決めた時間にピルを服用すれば完了です。服用する時間帯は自由ですが、とにかく飲み忘れないことが重要です。そのため、休薬期間でも偽薬を飲んで「飲み続ける」ということを習慣付けましょう。

中低量ピルとは

次に、中用量ピルです。

中用量ピルの特徴

  • 配合されている女性ホルモンは低用量ピルと同じ
  • 低用量ピルとの違いはエストロゲンの配合量が多い
  • 主に月経移動として使用される
  • 避妊効果は服用し始めてから1週間ほどかかる
  • 緊急時の避妊薬としても使うことができる
  • 副作用が出ることもある

中用量ピルに含まれている女性ホルモンは、低用量ピルと同じでプロゲステロンとエストロゲンの2種類です。低用量ピルとの違いは、エストロゲンの配合量が中用量ピルの方が多くなっています。そのため、避妊目的よりも月経移動を目的とした使用が多いです。

ハワイに行くタイミングで生理が来そうだからズラしたい…といった感じで、旅行と生理日を調整することを目的とされる方が多いのではないでしょうか。

避妊効果もありますが、避妊効果が出てくるのは服用し始めてから1週間後となっています。そのため、服用し始めてから1週間の間はコンドームの使用など違う避妊方法を実施、もしくは性行為自体を避ける必要があります。

正しく服用することで、低用量ピルと同じようにほぼ100%に近い確率で避妊することが可能です。飲み忘れなどがあると避妊率が低くなるので、そこは注意しなくてはいけません。また、緊急時の避妊薬としても中用量ピルが処方されることもあります。性行為後24時間以内で服用すれば77%の確率で避妊できます。

その一方で、中用量ピルはエストロゲンの配合量が多くなっているため、副作用が強く出やすいとされています。副作用が出て身体が辛い場合は、すぐに医師に相談するようにしてください。

以上のことから、避妊や月経時のトラブル改善のみを目的とするのであれば低用量ピルを使用するのが一般的です。中用量ピルは、主に月経移動や緊急時の避妊薬として使用しますので、まずは医師に診療してもらい判断してもらうと良いでしょう。

アフターピルとは

最後に、アフターピルについてです。

アフターピルの特徴

  • 避妊が失敗した後などに服用するピル
  • 避妊率は少し低め
  • 避妊失敗後はできるだけ早く服用することが望ましい
  • オンライン診療でも購入することが可能
  • 海外から輸入することもできるが、推奨はしない

アフターピルの主成分はプロゲステロン(黄体ホルモン)となっています。服用することで排卵を一時的に抑制することができたり、子宮内膜の状態を変えることで避妊効果に期待できるとされています。コンドームなどの避妊具の破損時や、性犯罪に遭った際の緊急時に使用されることが多いです。

アフターピルは低用量ピルと比べると、妊娠する確率が少し高くなっています。その大きな理由としては、性行為してから服用するため性行為から経過時間が長くなりやすいからです。それに加えて、アフターピルの種類や肥満度によっても異なります。

避妊が失敗した後は、できるだけ早くアフターピルを服用することが大切です。目安としては、ノルレボであれば72時間以内、ella Oneであれば120時間以内に服用することが推奨されています。ella Oneを120時間以内に服用した場合の避妊率は97%以上とされています。

現在は医師の診断なしで薬局等で購入することはできませんが、土日祝でもアフターピルを処方&即日配送してくれるクリニックもあるので、活用してみてください。

》アフターピルのおすすめクリニックは別ページへ

オンライン診療の流れ

オンライン診療からピルが実際に家に届くまでの流れを見ていきましょう。実際の流れは各クリニックによって異なりますので、これはあくまで基本的な流れとなります。

①公式サイトからWEB予約する

各クリニックの公式サイトからオンライン診療の予約しましょう。24時間予約を受付しているクリニックがおすすめです。このときに登録するのは氏名や連絡先など簡単なものです。

※クリニックによってはZOOMアプリをダウンロードしなければいけないこともあります。

②問診表の記入

どのような症状があるのか、どのような理由でピルを使用したいのか、持病があるのかなど様々な問いに答え、何か不安なことや質問があれば書いておくと診療時にスムーズです。

③予約当日に診療を受ける

予約した日になれば、指定された時間に指定された方法で診療を受けましょう。多くのクリニックでは医師から直接電話、またはビデオ電話がかかってくるため、指定時間にスマホを手に待っているだけで大丈夫です。

④決済を行う

医師との相談でピルの種類も決まり、診療が終われば診療代の決済を行います。クレジットカードや電子マネー決済サービスであれば即日決済できますが、銀行による支払いの場合は確認まで時間がかかることがあります。入金確認後に薬を送付するため、クレジットカードでの支払いがおすすめです。

⑤薬が家に届く

最短当日発送してくれるクリニックであれば、翌日に届く可能性があります。基本的には中身がピルだということが分からないように工夫されており、送り主の欄にも希望しない限りクリニック名などを書くことはありません。

クリニックによっては、郵便局留めやクロネコヤマトなどの支所に止めることも可能です。その場合は、本人が取りに行くため家族が受け取って勝手に荷物を開けるようなことも無くなります。ぜひ利用してみましょう。

ピルに関するよくある質問

最後に、ピルに関してよくある質問をQ&Aという形で紹介していきます。

Q.ピルを服用すると太りやすいって本当?

ピルを服用すると副作用で体重が増えるいう噂話がありますが、日本産科婦人科学会のガイドラインによると、体重増加との因果関係は立証されませんでした。

コクラン・レビューでは、OCと体重増加との間の因果関係は立証されなかった
引用:低用量経口避妊薬の使用に関するガイドライン

Q.保険は適用される?

避妊のため・月経移動のためにピルを服用するのであれば、保険は適用できません。

低用量ピルで保険が適用されるのは、(子宮内膜症)や(月経困難症)などの診断をされた場合のケースに限ります。月経困難症とは、月経が始まると同時に出てくる様々な症状のことを指します。

下腹部痛や腰痛だけでなく、頭痛や嘔吐、貧血、悪心、食欲不振なども含まれます。つまり重い生理痛などがあるのであれば、産婦人科を受診して保険適用でピルを処方してもらえる可能性はあります。気になる方は一度相談してみてください。

Q.ピルを長年飲んでいても将来妊娠できる?

結論から言うと、ピルを長年飲んでいたとしても妊娠することはできます。もちろんピルを服用している間は妊娠の確率は極めて低いですが、服用をやめると9割以上の人が3ヶ月以内に排卵が回復すると言われています。その状態であれば、通常通り妊娠することが可能です。

ピルを長年服用してきたからといって、妊娠がしやすくなる・しにくくななるや不妊の原因にならないことも分かっています。そのため、将来的には妊娠することを望んでいる人でも安心してピルを使うことが可能です。

同じ避妊具であるコンドームは妊娠したいと思った時に外せばすぐに妊娠できる状態にできますが、避妊という観点で考えれば不安を感じます。一方でピルは避妊率も高く、少し時間はかかるものの妊娠できる状態にも戻りやすいためおすすめです。

Q.ほかの薬と一緒に飲んでも大丈夫?

結論から言うと、「飲んでも大丈夫な薬」と「ピルの効果が上下する薬」と「絶対に飲んではいけない薬」の3パターンに分けられます。

飲んでも大丈夫な薬

まず、ピルと一緒に飲んでも大丈夫な薬は市販で売られている薬です。例えば、市販されている風邪薬や頭痛薬、皮膚に塗るタイプの塗り薬などです。これらであれば、基本的にピルと一緒に飲んでも問題ないとされています。

一緒に飲むことでピルの効果が変わる薬

以下の薬と併用してしまうと、ピルの効果が弱まってしまい避妊効果などに期待ができなくなってしまう可能性があるため注意が必要です。

・ペニシリン系、テトラサイクリン系の抗生物質
・バルビツール酸、ヒダントイン系の抗てんかん薬
・モダフィニルなどの精神刺激薬
・リファンピシン、リファブチンなどの抗結核薬
・プリミドンなどの睡眠薬、鎮痛薬など

ピルの効果を強める薬

上記とは逆に、一緒に飲むことでピルの効果を高めてしまう薬もあります。例えば、アセトアミノフェンを主成分とする解熱剤や、胃潰瘍の薬などは強くなる危険性があります。アセトアミノフェンは市販の薬にも配合されていることもあるため、もし服用する場合は医師や薬剤師に相談してみましょう。

ピルによって他の薬の効果が変わる

上記は他の薬によってピルの効果が増減しましたが、ピルによって他の薬の効果が増減することがあります。例えば、インスリン製剤や血圧降下剤、血糖降下剤などはピルによって効果が弱まってしまう可能性があります。使用する際には、担当の医師に相談しましょう。

逆に、副腎皮質ホルモン薬(ステロイド)や気管支拡張剤などはピルによって効果が高まってしまう可能性があるのです。「効果が高まる=良い」というわけではありませんので、使用する際には必ず医師の診療をもとに服用を始めましょう。

絶対に一緒に飲んではいけない薬

C型肝炎の薬「ヴィキラックス配合錠」は、ピルとの飲み合わせが禁忌とされています。ヴィキラックス配合錠を服用する場合、服用をやめてから2週間が経過しないとピルを飲むことは不可能です。その他にも、子宮体がんや乳がんの治療に使用する血栓症を防ぐ薬も一緒に飲んではいけません。

もしピルを服用している期間に、どうしても上記の薬を飲みたい場合は必ず担当の医師に報告と相談をするようにしましょう。知らずに飲み合わすのも怖いですが、1回だけなら大丈夫だろうという気持ちが最も怖いです。

必ず医師に確認を

ここまでピルと飲み合わせしてはいけない薬に関して書いてきましたが、どんな薬を一緒に飲むにしても必ず事前に担当の医師に報告と相談をしましょう。市販されている薬であれば基本的に大丈夫と言われていますが、それでも確実に安全というわけではありません。

現在自分がピルを服用していること、どんな症状が出ているのか、それを予防するために服用したい薬は何なのかなど詳しく報告します。来院して直接相談するのが確実ですが、時間がない人はオンライン診療でも大丈夫です。

Q.ピルを服用中にお酒を飲んでも大丈夫?

ピルを服用中にお酒を飲むこと自体はそこまで問題ありません。お酒がピルに直接影響することがないからです。ただし、お酒の量が多いと以下のようなことが起こりえます。

①ピルが体外へ排出されてしまう
お酒を飲み過ぎることで、嘔吐してしまう場合があります。ピルの服用から2時間以内に、嘔吐や下痢によって成分が体外へ排出されてしまうとピルの効果を得ることができません。再度ピルを服用する必要が出てきます。

②血栓症のリスクが増える
お酒には利尿作用を強くする効果があるため、血液中の水分が徐々に減っていきます。そのため、血液のかたまりができやすくなって血栓症のリスクが高くなってしまうのです。少しの飲酒なら大丈夫ですが、健康面全般を考えても飲みすぎには注意しましょう。

Q.未成年でも飲んで大丈夫?

世界保健機構(WHO)では、未成年であってもピルを服用することができるとされています。ピルは避妊のためだけでなく、月経困難症の治療にも使えるため、生理が始まった時点で使うことができます。

とくに月経困難症の治療は早期に始めることで、後々の不妊症や子宮内膜症などの病気を防ぐことにも繋がるのです。そのため、生理時に頭痛や吐き気などの症状が出ている場合は病院やクリニックに相談してみましょう。

Q.未成年でもピルは購入できる?

上記で書いていますが、現在日本ではピルの市販はされていません。そのため、ピルを処方してもらうためには病院やクリニックにお願いすることになります。その際、様々な事情から親にバレたくない人もいるでしょう。

結論から言うと、未成年でもピルを購入することはできます。ただし、それもクリニックの判断によるためどこでも確実に購入できるわけではありません。これは、事前にクリニックの方に連絡して確認してみると良いでしょう。

では、仮に購入できたとして親にバレるかどうかですが、自由診療で健康保険証を提示しないため、病院を受診したことは家族に通知されません。ピルの受け取りも梱包では分からないように配慮されていることが多いです。

ただし、事件性がある場合やピルの利用目的によっては保護者の許可が必要な場合もあります。どうしたら良いのか分からない人は、クリニックや妊娠に関する専門機関に連絡してアドバイスやサポートをしてもらうと良いでしょう。

Q.逆に何歳までなら飲んでも大丈夫?

これも「〇〇歳になったら絶対に飲まないように!」といった定義はありません。欧米であれば、高血圧や喫煙などによる血栓のリスクを上昇させる既往症がない場合は55歳まで服用可能としています。国際的なガイドラインには、年齢による禁忌的な避妊方法はありません。

しかし、日本においては少し考え方が違います。日本産婦人科学会では、「一般に心筋梗塞等の心血管系障害が発生しやすくなる年代であるため、これを助長するおそれがある」とし、40歳以上の女性に対する処方は慎重に行うようにとガイドラインが作られています。

そういった背景があるため、日本では40歳以上の女性に低用量ピルを処方しない方針を取っている病院やクリニックがあります。血栓症のリスクが高まるため仕方ないことですが、もし避妊を目的としてピルを使用する場合はプロゲステロンのみで作られている「ミニピル」がおすすめです。

まとめ

今回の記事をまとめると以下のようになります。

  • ピルは避妊や生理時のトラブル改善のために使われる薬
  • ピルには低用量ピル、中用量ピル、アフターピルなど種類がある
  • 副作用が出ることもあるため、不安な場合は医師にすぐ相談を
  • オンライン診療でピルを受け取れるサービスがあって便利
  • ピルの服用には多くの注意点があるため医師の判断を必ず守ること

ピルは避妊目的だけでなく、月経困難症の改善にも活用することができます。まずは、ピルの基礎知識を身に着け、間違った知識を変えることから始めましょう。そして、ピルを購入する際には必ず病院やクリニックで直接処方されたものを使用するようにします。

オンライン診療も年中無休で対応してくれるクリニックが多いため、直接来院するより敷居は低いです。後は、担当の医師の指示に従って正しい服用を心掛けましょう。

この記事は、日本産科婦人科学会ガイドラインを参考に執筆しています。