ほくろは場所によっては可愛らしくチャームポイントにもなりますが、気に入らない場所にあったり、サイズが大きいとそれはコンプレックスになってしまいますよね。
ほくろの除去は思っている以上に簡単で安い価格で行えるものが多いです。自分のほくろがあまり好きじゃない…という方は、前向きになって検討してみてほしいと思っています。
この記事では、ほくろ除去ができる治療方法の違いや費用目安、そしておすすめの美容クリニックを8選に厳選してご紹介しています。
ほくろ除去に用いられる方法を比較
まずは、ほくろを除去するにはどのような方法があるのか比較してみましょう。
レーザー | 電気メス | 切開 | |
---|---|---|---|
ほくろの大きさ | ~1mm以下 | ~5mm以下 盛り上がったほくろ |
6mm以上 |
ダウンタイム | 1週間~2週間 | 2週間~3週間 | 1週間~2週間 |
デメリット | ・ほくろが再発する可能性がある ・色によっては効果が薄い ・複数回通う可能背もある |
・深く削ると傷跡が残る場合がある ・医師の技術力に左右されやすい |
・他の施術と比較して費用が高い ・傷跡が残っていしまう場合がある ・抜糸するために通院する必要がある |
メリット | ・メスが入りにくい場所でも施術可能 ・周りの肌を傷付けない(痛みが少ない) ・施術時間が短い ・ダウンタイムも短い ・傷跡が目立たない |
・大きく盛り上がったほくろにも対応できる ・再発しにくく1回の施術で終わる ・ほくろ以外の皮膚には傷がつかない ・除去後のケアが簡単 |
・大きいほくろでも除去することができる ・再発の可能性が低い ・病理検査に出すことができる |
基本的には、除去するほくろの大きさで施術方法も変わることがほとんどです。実際には他にも「くり抜き法」という施術もありますが、対応しているクリニックも少なく主流ではないため今回は割愛します。
ほくろの除去にはレーザーによる除去・電気メスによる切除・切開による切除の3つがあります。それぞれの施術方法の特徴について詳しく見ていきましょう。
レーザーによる除去
- レーザーを照射してほくろを除去する方法
- レーザーには「削るタイプ・削らないタイプ」がある
- ほくろの色によっては効果が薄く、再発してしまう可能性もある
- 痛みが少なく1回あたりの施術時間、ダウンタイムも短い
- メスが入りにくい箇所でも施術することができる
レーザー施術とは、ほくろの組織ごと蒸発させる炭酸ガスレーザーや、色素を薄くすることで少しずつ除去していくQスイッチレーザーなどを用いる方法です。
機種 | 肌を削るor削らない | 特徴 |
---|---|---|
炭酸ガスレーザー | 削る | 皮膚内に存在している水分に対して反応するレーザー。組織ごと蒸発させることができ、5~10mm以下のほくろにも対応している。 |
Qスイッチレーザー | 削らない | メラニン色素(黒色)に反応するレーザー。ほくろの色を薄くすることで除去することができる。1mmほどの小さいほくろに対応。ほくろの色素が薄いと効果が薄い。 |
ロングパルスレーザー | 削らない | ヤグやアレキサンドライト、半導体などさまざまなレーザーがります。高いパワーで熱を与えることでほくろを薄くして除去できる。 |
炭酸ガスレーザーは肌へのダメージが大きく、Qスイッチレーザーのような削らない機器は施術回数が多い上に、再発してしまう可能性があります。
しかし、それ以上に多くのメリットがあります。まず、炭酸ガスレーザーは「根本的にほくろを除去したい人に向いている」とされるほど、除去効果に期待できます。なぜなら、メラニン色素とメラニン色素を生成する母斑細胞の両方を除去することが可能だからです。
色が薄かったり、盛り上がっているほくろにも対応しています。デメリットであった肌へのダメージもQスイッチレーザーと比較したらの話であり、患部以外への影響はありません。ダウンタイムも1ヶ月~3ヶ月ほどで収まります(個人差あり)。
一方のQスイッチレーザーや、ロングパルスレーザーのような削らないタイプは、肌へのダメージを最小限に抑えられます。複数回通うため施術回数自体は多くなるものの、1回あたりの施術時間は5分~10分ほどで完了しますし、ダウンタイムも1週間~2週間ほどで落ち着くことがほとんどです。傷跡も他の施術と比較すれば目立つことはありません。
電気メスによる除去
- 高周波電流の熱によってほくろを蒸散させる施術
- レーザーよりパワーがあるため盛り上がったほくろにも対応できる
- 医師の技術力に左右されやすいのがデメリット
- ほくろの根本からくり抜くため再発の可能性が低い
- 1回の施術で完了し、ダウンタイムも1週間~2週間と短め
電気メス施術とは、高周波電流が流れている器具を使って行う施術のことです。メスとは言ってもイメージするようなナイフ状のものではなく、先が尖った針のような形状をしています。切るのと同時に電気エネルギーによる熱で止血も行っていますので、基本的には出血がありません。
電気メスは熱を利用するため底部が焦げてしまったり、深いほくろを完全除去すると肌が凹んでしまう可能性があるなどのデメリットもあります。こういった後遺症のようなものは医師の技術力に大きく左右されると言われており、クリニック選びを慎重に行う必要があると言えるでしょう。
しかし、除去効果に関してはレーザーよりもパワーがあるため高くなっています。直径5mmまでのほくろや、盛り上がっているほくろにも対応しており、根元からくり抜くため再発する可能性も低いとされているなど多くのメリットもある施術方法です。
施術自体も1回で終わることがほとんどで、経過観察以外で通院する必要もありません。施術後は1週間~10日ほどテープで保護する必要がありますが、その部位を避ければメイクや入浴なども可能です。2週間~3週間もすれば凸凹も落ち着き、傷跡もほとんど目立たなくなります。
切開による除去
- メスを使って深い根まで取り除く施術
- 費用が他の方法と比較して高い
- 傷跡が目立ってしまうこともある
- ほくろ再発の可能性が低い
- 病理検査に出せるため悪性ほくろなのか調べられる
切開法とは、メスを使ってほくろの深い根の部分まで取り除く施術法です。皮膚を切りますが、局所麻酔をするため施術中に痛みを感じることはありません。ほくろを除去した後は傷跡を縫い合わせ、1週間~2週間ほど経過して抜糸します。
外科的施術のため他の施術よりも費用が高くなるケースがほとんどです。皮膚を縫い合わせているため、抜糸するまでは傷跡に違和感を感じたり目立ちます。保護テープなどで保護していますが、正しいアフターケアをしないと剥がれてしまって余計な刺激を与えることもあるので注意です。
一方で、ほくろ除去の効果に関しては最も高いと言えます。ほくろの根の部分まで切除できますので、基本的に再発する可能性が低いです。抜糸後に傷跡がキレイになるまで半年~1年ほどかかりますが、ダウンタイム自体は抜糸するまでなので短いと言えるでしょう。
さらに、切除したほくろを病理検査に出すことができるのも切開法のメリットです。もし悪性ほくろ(メラノーマ)であれば保険を適用させることもできますし、他の部位に転移する前に除去できた可能性もあります。
ほくろ除去にはいくらかかる?値段の目安
施術方法 | 費用の目安(1個あたり) |
---|---|
レーザー | 5,000円~7,000円 |
電気メス | 5,000円~10,000円 |
切開 | 8,000円~15,000円 |
ほくろ除去は高いイメージがあるかもしれませんが、レーザーや電気メスによる施術であれば1個あたり5,000円から受けることもできます。ただし、ほくろが大きければ大きいほど料金は高くなっていきますので、5mmを超えると料金は2倍になると思っていた方がいいでしょう。
レーザー施術だと2回以上通う可能性がある考慮しておいてください。電気メスと切開法に関しては基本的に1回で終わりますが、レーザーよりも肌トラブルが起きる確率は高いです。もし再発した場合は再度施術する可能性もあります。
キャンペーンや割引を利用する
1個や2個のほくろを除去するのであればそこまで大きな負担にはなりませんが、5個以上にもなると予算の都合で継続が難しくなってしまう人もいます。そのような人は、各美容クリニックが実施しているキャンペーンや割引を利用することも検討してみると良いでしょう。
キャンペーンは春夏秋冬の各シーズンで実施されていることが多いです。クリニックによっては、施術の過程を写真や動画などを公式サイトに掲載することで料金を安くする「モニター制度」を導入していることもあります。少しでも負担を減らしたい人は活用してみましょう。
保険適用されるケースと悪性ほくろの見分け方
ほくろ除去はクリニックで行う医療行為ですが、必ず保険が適用されるわけではありません。ここからは、ほくろ除去における保険の適用について詳しく解説していきます。
保険が適用されるケースとされないケース
まずは、ほくろ除去で保険が適用されるケースとされないケースを比較してみましょう。
適用されないケース
ほくろを除去する目的が「美容目的」の場合、保険が適用されることはありません。例えば、以下のようなケースです。
- 顔のほくろがコンプレックスだから除去したい
- 体のほくろが多いから少なくしたい
などです。簡単に言ってしまえば、そのほくろを除去しなくても生活する上で支障がないと判断されてしまった場合は保険適用外ということです。ほくろの除去を考えている人の大半が美容目的だと思いますので、基本的には全額負担になることを理解しておきましょう。
適用されるケース
ほくろの除去に対して保険が適用されるケースは大きく分けて2つあります。それが、「悪性ほくろ(メラノーマ)」だった場合と、そのほくろによって生活に支障をきたしている場合です。
悪性ほくろ(メラノーマ)
メラノーマとは、皮膚がんの一種です。見た目はほくろのように見えますが、そのまま放置しておくと全身に転移して死に至る可能性もあります。
そのため、メラノーマを発見した場合はすぐにでも除去する必要があるのです。もしほくろだと思っていたものがメラノーマだった場合、保険を適用させた状態で除去することができます。
日常生活に支障をきたす
大きく盛り上がっているほくろの場合、以下のような可能性が考えられます。
顔:ひげ剃りや洗顔時に出血してしまう
目の近く:視界が悪くなってしまう
手のひらや足の裏:物を握ったり歩くため出血しやすい部位
これらのように、ほくろがあることで生活に支障をきたす場合、保険が適用できる可能性があります。ただし、メラノーマも生活に支障をきたすかどうかも医師の診断が必要です。医師の判断で生活の支障にはならないと判断されれば保険が適用されないこともあります。
除去方法によっても異なる
上記のように、保険を適用させるには「取り除かないと生活に支障をきたす」という前提があります。実は、これ以外にも除去施術の方法によって適用のされやすさも変わってくるのです。
適用されにくい施術
保険が適用されにくい施術は、レーザーと電気メスの2種類です。とくにレーザーは適用されにくいとされています。それは、以下のような理由があるからです。
- 除去したほくろを病理検査に出すことができない
- 美容目的の除去と判定されてしまう可能性がある
レーザーや電気メスの場合、ほくろを蒸散させることで色を薄くしたり、除去する流れになります。つまり、ほくをを病理検査に出すことができず「悪性ほくろであったことを証明する」というのが難しくなるのです。そのため、この2つの方法で除去した場合は保険が適用されない可能性があります。
保険が適用されやすい施術
その一方で、切開施術やくり抜き法だった場合は除去したほくろを病理検査に出すことができるため、保険が適用しやすい方法と言えます。もちろん、病理検査に出した結果悪性でなかった場合は保険が適用されないことがほとんどです。
医療費控除も基本的には対象外
ほくろ除去に対する医療費控除ですが、国税庁の質疑事例では以下のような回答がありました。
【照会要旨】
ホクロを除去するための手術の費用は、医療費控除の対象になりますか。
【回答要旨】
容姿を美化し又は容貌を変えるための費用は、疾病の治療のための費用には当たらないので、ホクロの除去費用は、医療費控除の対象とはなりません。
引用:国税庁 ホクロの除去費用
このように、美容目的でのほくろ除去は医療費控除の対象にはなりません。ただし、前述している通り悪性ほくろの除去などで利用した場合は医療費控除の対象になる可能性があります。
もし医療費控除を申請する場合は、悪性の可能性があるほくろを除去した費用という内容で申請しましょう。
ほくろとメラノーマの目分け方
悪性ほくろであるメラノーマを確実に見分けるためには病院での検査が必要になりますが、以下のような点から自分でもある程度見分けることができます。
ほくろ | メラノーマ | |
---|---|---|
形 | 円形・楕円形 | 整っていない・左右非対称 |
境目 | くっきりしている | ほんやり・ギザギザしている |
色 | 均一 | 色にムラがある |
大きさ | 6mm以下 | 6mm以上 |
隆起 | 一部隆起する | 進行すると隆起する |
注意点として、褐色の色素斑には「日光黒子(別名:老人性色素斑)」があることを覚えておきましょう。これは加齢と紫外線からの影響で発生しやすくなるとされており、メラノーマの特徴と一致しやすいことがあります。ただし、こちらは良性の腫瘍なので安心です。
メラノーマかほくろか判断がつかない場合や不安な方は、一度美容クリニックでカウンセリングを受けてみてください。メラノーマかどうかの判断やほくろ除去の費用なども全部見繕ってくれます。
ほくろ除去がおすすめのクリニック8選
ここからは、ほくろ除去を行っているおすすめクリニックを特徴を交えながら紹介していきます。コスパを重視するのか、それとも仕上がりを重視するのかで通うべきクリニックも変わってきますので、ぜひ参考にしてみてください。
東京中央美容外科
施術内容 | レーザー除去法 電気分解法(電気メス) 切開法 くり抜き法 |
---|---|
料金 | 電気分解法2mm以下:4,980円 電気分解法4mm以下:7,640円 電気分解法6mm以下:10,200円 レーザー除去法1mm以下:4,980円 レーザー除去法(1mmを超えるもの) 1mmあたり:9,800円 切開法1mmあたり:19,800円 くり抜き法1mmあたり:10,200円 |
営業時間 | 10:00~19:00
*店舗によって異なります。
|
店舗 | 全国49院 |
- 大手美容クリニックという安心感がある
- 全国に49院あるため地方の人でも通いやすい
- レーザー、電気メスであれば4,980円から始められるためコスパも良い
- 保証制度やアフターケアが充実している
- 全体的に安定したサービスを受けたい人におすすめ
東京中央美容外科のほくろ除去最大の特徴は、ほくろの種類や大きさによって施術方法を4つの中から選べるという点です。定番のレーザー除去法・電気分解法・切開法の他にも、くり抜き法にも対応している数少ない美容クリニックでもあります。
自分がどの施術に合っているかは、専門カウンセラーによるカウンセリングや診察によって適切なものを提供してくれるので安心です。レーザー除去法や電気分解法であれば4,980円から始められるため、コスパ重視の人でも安心して契約することができます。
ほくろ除去では、アフターケアや保証制度の充実度も大切です。東京中央美容外科では施術後のアフターケアもしっかりしており、何か肌トラブルが起きても迅速に対応してくれます。もし納得のいく結果にならなければ、返金制度を利用することも可能です。
在籍している医師の技術力が高く、ほくろ除去施術の経験が豊富な医師も多く在籍てしているため仕上がりも美しいと評判です。ほくろ除去に対して不安を感じている人や、術後のアフターケアがしっかりしていてほしいという人におすすめの美容クリニックです。
品川美容外科
施術内容 | 電気メス 切開法 炭酸ガスレーザー |
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料金 | 電気メス(1mm):5,250円 切開(1mm):9,450円 炭酸ガスレーザー(1mm):5,250円 |
営業時間 | 10:00~20:00
*店舗によって異なります。
|
店舗 | 全国40院 |
- 開院して34年もの歴史がある大手美容クリニック
- 電気メス、切開法、炭酸ガスレーザー(美容皮膚科のみ)の3種類を提供
- 他のクリニックと比較して全体的にコスパが良い
- 電気メス施術であれば1年間の保証が付いている
- 電気メス施術で検討している人におすすめ
品川美容外科が行っているほくろ除去施術は、主に「電気メス」と「切開法」になっています。どちらの施術も麻酔をするため痛みを抑えることができます。切開法は9,450円からなので他のクリニックよりも安く受けることが可能です。
美容皮膚科が対応しているクリニックであれば、炭酸ガスレーザーによるほくろ除去施術を受けることもできます。炭酸ガスレーザーは深部組織や周りの肌に対してダメージを与えないため、他の施術と比較して傷跡が残りにくい特徴があります。
電気メス施術であれば、1年間の保証が付いている点にも注目です。ほくろは根が深い可能性もありますので、1~2回ほど通院しなくてはいけないこともあります。もし電気メス施術を受けて1年以内に再発した場合、無料で再手術を受けることができるのです。
これらのことから、品川美容外科は電気メス施術を希望している人におすすめです。電気メス施術は傷跡が残りにくいですし、何より1年間の保証が付いているのが強みです。料金も5,250円からなのでコスパにも優れています。
東京美容外科
施術内容 | アブレーション(電気メス) 切除縫合 |
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料金 | アブレーション(1mmごと):5,500円 切除縫合(1mmごと):8,800円 |
営業時間 | 10:00~19:00 [予約制] |
店舗 | 全国20院 |
- 19年間医療事故0という実績を誇る美容クリニック
- 在籍している医師、スタッフの質が非常に高い
- 施術料金もコスパが良い
- 術後安心保証があるため術後にトラブルが起きても安心
- 確かな技術力とコスパを求めている人におすすめ
東京美容外科は、開業してから19年間医療事故0件という素晴らしい実績を誇る美容クリニックです。ほくろ除去がどのような流れで進められるのか、そしてどのような結果になるのかを施術別に症例写真で確認することができますので、施術前からイメージすることができます。
在籍している医師、スタッフの質にも拘っています。美容外科医師として10年以上の経験を持っている医師や、形成外科学会から認定された医師など厳しい条件をクリアした医師しか在籍していないのです。さらに、スタッフの教育にも力を入れていることから口コミでも接客に対する高評価が多かったです。
施術料金も1mm以下であれば5,500円~8,800円で受けられるためコスパも良いです。東京美容外科では、セカンドオピニオン外来も行っています。他のクリニックで受けたほくろ除去施術が上手くいかなかった場合でも、東京美容外科で修正することが可能です。
一度でもメスを入れた患者であれば、術後にどんなトラブルがあったとしてもすぐに対応してくれる「術後安心保証」もあります。このように、東京美容外科は医師の技術力の高さや安全性の高さ、コスパを第一に考えている人におすすめの美容クリニックと言えるでしょう。
聖心美容クリニック
施術内容 | 炭酸ガスレーザー 電気凝固法 切除法 |
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料金 | 炭酸ガスレーザー1mm:10,780円
電気凝固法1mm:10,780円 切除法:85,800円※大きさによって異なる |
営業時間 | 10:00~19:00[完全予約制] 営業時間・休診日はクリニックによって異なる |
店舗 | 全国10院 |
- 完全予約制で通いやすくプライバシー保護にも注力
- ほくろ除去施術は3種類用意してある
- 料金は相場より高めだが医師の実績と技術力が高い
- 予算に余裕があって仕上がり重視の人におすすめ
聖心美容クリニックは、肌の悩みから薄毛治療までさまざまな治療を行っている美容クリニックです。ほくろ除去施術は、炭酸ガスレーザー・電気凝固法・切除法の3種類となっています。
どの施術が適しているのかは医師が丁寧なカウンセリングで判断してくれますので、安心して施術に進むことができるでしょう。カウンセリングの評価も口コミでは高いです。
料金は他のクリニックと比較すると少し高めになっていますが、その分だけ医師の実績と技術力が非常に高くなっています。ベテランであっても技術トレーニングを欠かさないため、ダウンタイムも短く傷跡も残りにくい希望した仕上がりになりやすいです。
このように、聖心美容クリニックは予算に余裕があって医師の技術力や仕上がりの美しさを重視する人におすすめです。傷跡を小さくダウンタイムも短めならレーザー治療や電気凝固法、除去効果を重視したいなら切除法など選択肢が多いのも魅力と言えます。
城本クリニック
施術内容 | 電気分解法 切縫法 |
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料金 | 電気分解法:11,000円~ 切縫法:33,000円~ |
営業時間 | 10:00~19:00(完全予約制) |
店舗 | 全国25院 |
- 30年以上の歴史と実績がある美容クリニック
- 全国に25院あって完全予約制のため通いやすい
- 口コミなどでもスタッフの対応が良いと高評価
- ほくろ取り放題プランの提供もある
- 10個前後の除去を考えている人におすすめ
城本クリニックは、これまでに30年以上の歴史と実績を誇る美容クリニックです。安全性と信頼性の高さに定評があり、在籍しているドクターもさまざまな分野で経験を積んできた人ばかりです。技術力が必要なほくろ施術も安心して任せることができます。
全国に25院あるため、地方の人でも比較的通いやすい環境なのも嬉しいポイントです。診療時間は10:00~19:00と夜遅くまで受け付けているわけではありませんが、完全予約制のため待ち時間もなく通うこともできます。
無料カウンセリングなどのスタッフ対応も口コミでは高い評価を得ており、安心して施術に進める人が多い印象です。施術方法は電気分解法と切縫法の2種類となっており、ほくろの大きさや盛り上がり方などによって料金は変わってきます。
城本クリニックは相場と比較すると少し高くなっていますが、10個までならお得な取り放題プランの提供も行っています。大きさは5mm以下で平日限定という縛りはありますが、もし10個前後のほくろ除去を考えていて時間を確保できるのであれば城本クリニックは非常におすすめです。
TAクリニック
施術内容 | 電気分解法 切除法 |
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料金 | 電気分解法1mm×1mm:5,500円 切除法1mm×1mm:9,400円 |
営業時間 | 10:00~19:00
*店舗によって異なります。
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店舗 | 全国8院 |
- 仕上がりの美しさとダウンタイムの短さにこだわっている
- ドクターの技術力が高いと口コミでも高評価
- 施術方法は電気分解法と切除法の2種類
- コスパが良くて切除法は他のクリニックより安め
- 遠方の人でも交通費補助制度がある
TAクリニックは仕上がりの美しさにこだわっている美容クリニックです。ほくろ除去は美容目的で施術を受ける人が多く、仕上がりの美しさが何よりも重要視されています。TAクリニックでは患者の要望をすべて把握した上で施術を進めていきますので、施術後は理想の仕上がりになることでしょう。
口コミでも多くの人が「TAクリニックに在籍しているドクターは技術力が高い」という評価をしているほど、施術後の仕上がりに満足している人が多い印象でした。無理な勧誘などもなく、気持ちよくカウンセリングを受けられるのも高評価ポイントです。
TAクリニックはコスパも良く、提供している施術法も2種類とシンプルなので悩むことなく施術に進めるのがおすすめポイントです。電気分解法であれば5,500円と相場くらいですが、切除法は9,400円から始められるため他のクリニックと比較しても安くなっています。
このように、仕上がりの美しさとコスパを重要視する人にTAクリニックはおすすめです。とくに切除法は他のクリニックと比較して安いため、ほくろを根本的に切除したい人にも推奨したいです。遠方の人でも交通費補助制度もありますので、ぜひ検討してみてください。
シロノクリニック
施術内容 | レーザー施術 |
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料金 | ◆Qスイッチルビーレーザーor炭酸ガスレーザー 直径1mm以内1コ:11,000円 直径1~2mm以内1コ:22,000円 直径2~3mm以内1コ:33,000円 以降1mm大きくなる毎に+11,000円 |
営業時間 | 月~土 9:30~19:00 日曜日 9:30~18:00 *店舗によって異なります。
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店舗 | 全国5院 |
- 技術力が高くて理想の仕上がりになると評判
- スタッフの対応も良くて無理な勧誘もなし
- 複数のレーザーを使用して効率的に除去できる
- 5年保証があるため術後も安心感がある
- 傷跡を最小限に抑えたい、レーザー施術を中心に受けたい人におすすめ
シロノクリニックのモットーは、「跡が残らないように消す」です。ほくろ除去は施術後の仕上がりが重要となっていますので、患者が満足いく仕上がりになるように医師の技術力も非常に高くなっています。口コミなどでも仕上がりに関して高評価している人が多かったです。
導入しているレーザー機器は炭酸ガスレーザーとQスイッチルビーレーザーの2種類です。この2種類をほくろの状態に合わせて使い分けるため効率良く除去していくことができます。とくにQスイッチルビーレーザーは出力を抑えたレーザーで色素を落としていきますので、痛みもそこまで強くありません。
ほくろは再発する可能性があります。とくにレーザー施術だと根深いほくろが除去しにくいケースが多いです。シロノクリニックでは、もしほくろが再発してしまった場合でも5年間であれば無料で治療を受けることができます。契約とは別に申し込む必要もありません。
このように、レーザー施術でほくろ除去を考えている人や、施術後にできるだけ傷跡を残したくない人はシロノクリニックがおすすめです。医師の技術力の高さもそうですが、傷跡が残りにくいレーザー施術のみというのも特徴です。5年間の保証もあるため安心感もあります。
高須クリニック
施術内容 | CO2レーザー 切除縫縮手術 |
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料金 | ◆CO2レーザー 直径1mm未満:2,200~5,500円 1mm×1mm:5,500円 2mm×2mm:11,000円 5mm×5mm:44,000円 切除縫縮手術:55,000~165,000円 |
営業時間 | 10:00~19:00 |
店舗 | 全国5院 |
- 症例実績が豊富な大手美容クリニック
- 医師の技術力が非常に高く仕上がりの美しさにも定評あり
- CO2レーザーであれば2,200円から始められる
- 切除縫縮手術は料金は高いが除去効果も高い
高須クリニックは、40年以上の実績がある大手美容クリニックです。CMなどで一度は耳にしたことがある人も多いと思います。ほくろ除去に関しても豊富な症例実績があり、これまでに蓄積された技術やノウハウを使って美しくて自然な仕上がりを実現することができます。
施術を担当してくれる医師も美容皮膚科のスペシャリストです。その人の肌環境をしっかりと確認した上で施術方法を選択します。カウンセリングも悩みや希望する施術法など細かい部分を聞き、症例写真を交えながら仕上がりをイメージしやすくしてくれます。
そんな高須クリニックのほくろ除去施術は、CO2レーザーと切除縫縮手術の2種類です。CO2レーザーも切除縫縮手術も施術時には麻酔クリームや局所麻酔を使用するため痛みはほとんど感じません。術後の痛みや違和感もできるだけ抑えるように施術を進めていきます。
CO2レーザーは2,200円から始められるためコスパが良く、切除縫縮手術は料金は高いものの除去効果に期待できる施術となっています。そのため、コスパだけでなく予算に余裕があって完璧にほくろを除去したい人にも高須クリニックがおすすめです。
施術後のケア(ダウンタイム)について
ここからは、ほくろ除去施術を行った場合のダウンタイムについて施術別に確認していきましょう。
レーザー治療のダウンタイム
施術直後 | 赤みや出血が見られる場合があり、軟膏やテープで保護することが多い |
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施術1週間後 | 赤みや出血はほとんどなくなって少しくぼんだ状態になるが、患部を触ったりせず安静にしておくことが重要 |
施術6ヵ月後 | ほとんど施術痕が分からない状態になる |
レーザー施術の場合、術後直後は赤みや出血が見られる可能性があります。人によっては、患部が少し陥没しているように見えることもあります。出血すると少し驚くかもしれませんが、ガーゼで軽く抑えていれば問題ありません。1週間前後経つまでは患部を清潔に保つ必要があるため、軟膏やテープで保護しておきましょう。
1週間ほど経過すると、赤みや出血もほとんど無くなります。痛みも引いていますが、見た目的には少しくぼんだ状態の可能性が高いです。ガーゼやテープで保護する必要も少なくなりますが、かさぶたができて剥がす恐れがあります。早く治すためにも触らないようにしましょう。
約半年ほどで施術痕はほとんど分からなくなります。凹んでいた部分も皮膚が盛り上がるため、他の皮膚とほとんど変わりません。色素沈着のような症状が出ていたとしても、この時期にもなると症状も落ち着いていることが多いです。
電気メス法のダウンタイム
施術直後 | 患部が凹んでいるように見えて赤みもある、施術直後は保護テープなどで保護して触ったり濡れないように安静にしておく |
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2週間後 | 患部にできたかさぶたが自然に剥がれて新しい皮膚の再生が始まる、かさぶたは無理に剥がさず自然に剥がれるのを待つのが重要 |
3ヵ月後 | 新しい皮膚によって凹みもほとんど分からなくなる |
電気メスの場合、施術直後は患部が少し凹んで赤みが出ることが多いです。麻酔が切れるとヒリヒリしたような痛みを感じることはありますが、2~3日ほどで落ち着きます。患部を清潔に保つために保護テープをしますので、触ったり濡れないようにしておくことが重要です。
2週間もすれば傷跡も塞がり、かさぶたができることがあります。かさぶたが気になるかもしれませんが、1週間くらいで自然に剥がれるのでそれまで待ちましょう。そこから新しい皮膚として再生が始まりますので、少しずつ凹みも無くなってフラットの状態へと近付いていきます。
術後3ヶ月後くらいになると傷跡はほとんど目立たなくなります。この時期になると赤みや痒みといった症状も出なくなることが多いです。ただし、5mmなどの大きなほくろを電気メスで除去した場合は、完治するのに4ヶ月~半年ほどかかってしまうケースもあるので覚えておきましょう。
切開法のダウンタイム
施術直後 | 傷跡が縫合されているため出血はないが少し目立つ、傷口が開いたり化膿しないために正しいケアをする必要がある |
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1週間後 | 抜糸するため目立ちにくくはなるが傷跡はデリケートな状態で赤みもある、触ったり水に濡れないように保護する必要がある |
6ヵ月後 | 赤みや傷跡はほとんど目立たなくなる |
切開法の場合、ほくろの周りを切るという過程があるため糸を使って縫合します。そのため、施術直後は麻酔が切れてくると違和感とヒリヒリした痛みが出ることが多いです。見た目的には傷跡、赤み、糸などがあるため目立ちますが、保護テープなどで隠すことができます。
切開法は、施術直後が最も重要な期間です。肌が最もダメージを受けている上に、傷口が縫われているとは言え確実に開かないとは言えません。そのため、傷口が開いたり化膿しないためにも医師から教えてもらった正しいアフターケアを行うようにしましょう。
術後1週間ほど経てば、クリニックにて抜糸することになります。もし縫合に使用した糸が皮膚に吸収されるタイプであれば抜糸の必要はありません。抜糸自体はすぐに終わりますが、その後も傷口が治るまでは患部を触ったり濡らさないように保護する必要があります。
施術してから6ヶ月もすれば、赤みや傷跡はほとんど目立たなくなります。ただ、傷の治癒速度は個人差がありますので、早い人であれば3ヶ月ほどで治癒することもあるくらいです。もし6ヶ月経っても改善しない場合は、クリニックに相談してみましょう。
よくある質問まとめ
最後に、ほくろ除去に関してよくある質問をQ&Aという形で解説していきます。
Q.ほくろ取り放題のプランはある?
はい、あります。例えば、城本クリニックでは5mm以下のほくろであれば10個まで取り放題というプランが55,000円です。他にも複数のクリニックが取り放題プランを提供していますが、基本的に以下のような縛りがあります。
・ほくろの大きさによっては適用されない
・取り放題だが上限は設定されている
・人数制限や日程が制限されていることも
ほくろの大きさは5~6mm以下、個数上限は10個~30個くらいが相場です。もし10個以上の除去を考えている人は、それに合ったクリニック・プランを選ぶようにしましょう。クリニックによって扱っている施術法も違いますので、その点にも注意が必要です。
Q.美容外科と皮膚科ってどっちがおすすめ?
個人的なおすすめは美容外科です。ほくろが悪性のものであれば皮膚科での施術がおすすめですが、コンプレックス解消などの美容目的であれば美容外科の方が費用以外の全てで勝っていると言えるでしょう。
美容外科 | 皮膚科 | |
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治療目的 | 肌トラブル・悩みに特化 | 皮膚疾患に特化 |
保険適用 | 適用されないことが多い | 適用されることが多い |
メリット | ・自分の要望をできる限り聞いてくれる ・仕上がりが非常にキレイ ・医師の技術力も高いことが多い |
・保険が適用されて費用を抑えられる ・皮膚疾患全般治療できる ・疾患に適した薬が処方される |
デメリット | ・費用が高くなることが多い ・処方される薬の種類が少ないこともある |
・施術の仕上がりが良くないことがある ・除去できないケースもある ・医師の技術力に不安がある |
皮膚科はあくまで皮膚疾患の治療がメインであって、ほくろをキレイに除去することが目的ではありません。そのため、仕上がりが思っていたものより酷いこともあります。ほくろ除去に特化した医師が少ないというのも原因の一つでしょう。
一方の美容外科の場合、美容目的での除去となるため99%保険を適用させることができません。そのため費用が高くなってしまう点がデメリットですが、だからこそのメリットもあります。それが「自分の要望に合った治療を自由に受けられる」という点です。
治療法も選択することができますし、ほくろを除去した後のサポートに関しても充実しています。ほくろ除去に特化した医師が在籍していることも多く、仕上がりに関しても満足いく場合が多いです。
Q.ほくろを除去する時は痛い?
麻酔をしているため、施術中はほとんど痛みはありませんが、施術後にヒリヒリとした痛みが出ることはあります。
切開の場合
切開施術の場合、施術中は局部麻酔を行います。そのため、麻酔用の注射器に少し痛みはあるものの施術中に痛みを感じることはほとんどありません。ただし、麻酔が切れてくると徐々に痛みや違和感を感じるようになってしまいます。
痛みのピークは術後2日とされており、その間も生活できないほどの痛みになることはありません。もし痛みを抑えたい場合は、処方してもらった鎮痛剤を使うと良いでしょう。抜糸の際も少し違和感を感じる程度となっており、心配するほどの痛みになることはありません。
レーザー施術の場合
レーザー施術の場合、どの機器を使うかによって異なります。もし炭酸ガスレーザーを使用する場合は、局部麻酔を行います。そのため、施術中の痛みはほとんどありません。Qスイッチレーザーは痛みが少ない機器で、表面麻酔か麻酔無しでも輪ゴムに弾かれた程度と感じる人もいるくらいです。
術後は、「ヒリヒリとした痛みがある」という人がいます。これはレーザーの出力や、施術した皮膚の深さによって個人差があるとされています。それでも生活に支障をきたすほどの痛みになることはなく、2~3日ほどで痛みは改善していくことが多いです。
電気メスの場合
電気メスも施術前に麻酔をするため、施術中に痛みを感じることはほとんどありません。施術後に関しては、レーザー施術と同じでヒリヒリした軽い痛みが出る可能性があります。除去したほくろが大きければ大きいほど痛みは強くなる傾向があるともされていますが、不安になるほどの痛みになることはほとんどありません。
Q.施術後の痛みを抑えるのにできることはある?
傷が疼いたり、痒くなるとついつい患部に触ってしまうことがあります。傷跡が気になってしまう気持ちも分かりますが、触ることで菌が付着してしまったり、炎症を起こしてしまう危険性があります。できるだけ刺激を与えず安静にしておくのがベストです。
もし強い痛みが続いたり、とにかく痛みを抑えたい場合は我慢せずに痛み止めを服用しましょう。痛みも2~3日ほどで引いてきます。もし痛みが引かない場合や、痛みだけでなく他の症状が出た場合は感染症などの可能性もあるため、すぐにクリニックへ連絡してください。
Q.除去に失敗することってある?
失敗する可能性はゼロではありません。
ほくろ除去に関わらず、100%成功する、絶対に悪影響が出ないという手術はありません。そのため、ほくろ除去でも失敗する可能性はあります。失敗した際にどのような症状が出るかは、以下のように個人差があります。
①肌が凹んでしまう
・電気メスや炭酸ガスレーザーでの施術で起きやすい
・担当医の技術力が低いことで起こってしまう可能性もある
電気メスや炭酸ガスレーザーを使用した施術を行った場合、施術箇所に凹みができやすいと言われています。改善するまでに半年~1年ほどかかる可能性もあり、それでも改善せずに凹んだままになってしまう可能性まであるのです。
②赤みが出てしまう
・メスを使った切除や、レーザーの出力が強すぎた場合に起きやすい
・術後に紫外線を多く浴びてしまった
とくに炭素ガスレーザーを使うと赤みが出やすく、見た目的にも陥没したように見えることがあるため気になる人は多いです。切除の場合の赤みは失敗でないことも多く、栄養や酸素を運搬するために新しい血管を作っているだけの場合もあります。通常であれば1~3ヶ月ほどで元に戻りますが、もしずっと残っている場合は色素沈着の可能性も考えられるでしょう。
③ケロイド・肥厚性瘢痕(ひこうせいはんこん)の可能性
・切除施術で不必要な部分を切ったり菌が入ることで起きやすい
・抜糸の際に強く引っ張ることでも起きる可能性あり
もし施術後に大きめの傷が残っている場合、「肥厚性瘢痕」の可能性があります。肥厚性瘢痕とはミミズバレのような傷跡が残ることを指し、ケロイドでも肥厚性瘢痕でも数ヶ月程度で軽減していきます。とくに鼻の下のほくろを除去した場合に起きやすいとされているので注意です。
④未成熟瘢痕(みせいじゅくはんこん)
・縫合の甘さや炎症によって菌が入り込んで起きやすい
・ほくろを大きくくり抜いた場合にも起こる
未成熟瘢痕とは、施術した箇所の皮膚が硬かったり赤みが残っている状態のことを指します。これは傷付いた皮膚を修復するためにコラーゲンの分泌量が上がっており、それが原因で傷跡が大きく見えてしまっているのです。、成熟瘢痕になるまでは傷跡が目立ってしまいます。
⑤黒ずみが残る(炎症後色素沈着)
・レーザー施術で除去しきれなかった場合に起こりやすい
・余計なほくろまで切開してしまった場合にも可能性がある
傷跡に残る黒ずみは「炎症後色素沈着」によるものです。これは治療の刺激によってメラニン色素が過剰生産することで起こってしまい、部位によって期間は異なるものの約3ヶ月程度で改善していきます。ほくろ除去で多くの人が心配している症状の一つでしょう。
Q.1回に何個まで除去できる?
クリニックやほくろの状態によって異なり、1日1個までというところもあれば、2~3個除去できるというところもあります。中には1日1個目は保険適用で除去できるが、2個目以降は自由診療となるクリニックもあります。
平均すると1日2~3個までを目安にしているクリニックが多いイメージです。
ほくろ除去直後は患部に赤みが出てしまうことがあります。もし顔中のほくろを一気に除去した場合、顔中に傷跡と赤みが並んでしまいます。それを見てメンタル的に落ち込んでしまう人もいますし、アフターケアを忘れてしまう可能性もあるため徐々に進めていくことを推奨しているクリニックが多いです。
Q.ほくろ除去の危険性は?
ほくろ除去をすることに危険性はありません。
傷跡が残ってしまったケースや再発してしまうケースは僅かながらあるものの、良性ほくろを手術で除去したからと言って、それが癌細胞に変異したりすることもありません。
ただ、ほくろだと思っていたものが悪性メラノーマだった…という事は考えられますので、気になる場合は早めに皮膚科や美容クリニックで診察をしてもらいましょう。
Q.一度施術したらほくろって再発しない?
ほくろは再発する可能性があります。
- レーザーでほくろ細胞まで除去できていなかった
- ほくろの根が深くて除去しきれなかった
- 体質や遺伝による再発の可能性
レーザー施術は、医師が目視で進めていきます。つまり、除去できるのは目に見えている肌表面部分のほくろのみとなっているのです。しかし、ほくろは肌の奥の層まで根を張っていることがあります。そのため、レーザーだけでは根まで除去できない可能性があるのです。
これは電気メスや切開法でも可能性は0ではありません。確率は極めて低いですが、根まで除去できずに再発してしまう可能性はあります。ここは医師の技術力によっても差が出てくる部分でもあります。
もしほくろが再発してしまった場合は、再度レーザー施術を行うか、切開法でほくろの根まで完全に除去するなどの方法を取ることになります。 もちろんレーザーだと再び再発する可能性はありますし、何回もレーザーを当てると肌の状態が悪くなるため最大でも3回ほどで辞めることが多いです。
Q.自分で除去するのは危険?
危険なので絶対にしないでください。
ほくろ除去クリームと呼ばれる商品を使って自分で除去される方もおられますが、それらの商品ではほくろを除去できません。むしろ、やけどになるリスクだけを負っている状態です。
厚生労働省においても「ほくろ除去クリームを使うことは医師法違反に相当する」という見解が出されているほどです。
ほくろをカッターナイフやナイフを使って切除したとしても、それで完全に除去できることはほとんどありません。不衛生な刃物による感染症のリスクが上がるだけでなく、術後に適切な処理もできないため傷跡がそのまま残ってしまう可能性が高いです。
メラノーマの可能性があるため
これが最も危険な理由です。ほくろだと思って除去したものがメラノーマだった場合、その過程で体中に転移してしまう危険性があります。除去した後になって体中に悪影響が出ても遅いのです。
クリニックで診断してもらえば、それがほくろなのかメラノーマなのかも分かり、適切な処置をしてもらえるでしょう。
まとめ
今回の記事をまとめると以下のようになります。
- ほくろ除去には主に3種類の施術がある
- 傷跡とダウンタイムを優先するなら電気メス、レーザーがおすすめ
- ほくろの再発を防ぐなら切開法がおすすめ
- 悪性ほくろの可能性もあり、保険が適用できることもある
- 自分で除去するのは危険なため専門クリニックを利用しよう
ほくろ除去は、その人のほくろによって適切な施術法が異なります。中には悪性ほくろである可能性もあり、自分で除去するのは非常に危険です。そのため、ほくろ除去は必ず専門クリニックで診察してもらった上で進めていくようにしましょう。