GPL-1ダイエットのおすすめクリニック5選|医療ダイエットの種類や効果も解説

痩せたくてダイエットを頑張ってはみたものの、「食事制限や運動は続かない」「途中で心が折れてしまった」など、ダイエットの失敗経験がある人は多いでしょう。楽にダイエットができるならそれに越したことはないですよね。

医療ダイエットは医師の指導のもと、医療の力を借りて行うダイエット方法です。治療方法はさまざまですが、内服薬や注射薬を用いて行うGLP-1ダイエットが人気を集めています。

この記事では、医療ダイエットの種類や特徴を詳しく解説しています、また、人気の高いGLP-1ダイエットのおすすめクリニックも紹介していますので、ぜひ参考にして下さい。

医療ダイエットとは?

医療ダイエットとは医療機関で医師の指導のもと治療を行い、体脂肪を減らすダイエットのことです。メディカルダイエットと呼ばれることもあります。

以前は医療ダイエットと言えば、脂肪吸引などメスを使った外科的治療や医療機器による治療法が一般的でしたが、最近では内服薬や注射薬の新しい治療法の人気が高まっています。

医療ダイエットと痩身エステの違い

医療ダイエットと似た痩身方法に痩身エステがあります。それぞれ違いを見ていきましょう。

医療ダイエット 痩身エステ
施術場所 医療機関 エステサロン
施術者 医師・看護師などの医療従事者 エステティシャン
※無資格でも行える
期待できる効果・目的 脂肪を破壊・排出する
体脂肪を減らす
基礎代謝を上げて、痩せやすい体作りを目指す
施術内容 ・GLP-1ダイエット
・医療機器(脂肪冷却など)
・外科的手術(脂肪吸引)
・脂肪溶解注射
・マッサージ
・痩身マシン
・食事指導
・サプリメント
リバウンド しにくい する人が多い
費用目安 脂肪吸引:5万~20万円/回
医療機器:2万~5万円/回
GLP-1内服薬:15,000円~3万円/月
GLP-1注射薬:5万円程度/月
2~3万円/回

医療ダイエットと痩身エステの大きな違いは、医療行為を行えるどうかです。

医療ダイエットは医療行為を行うことができ、医師によって内服薬や注射薬が処方されることもありますし、医療機器や外科的治療を行うこともあります。医師免許を持っているのは絶対条件ですし、サポートを行うのは看護師などの医療従事者です。

一方、痩身エステでは医療行為は行えません。スキルさえあればエステティシャンとして施術を行うことができます。マッサージやマシン、サプリメントを使って痩せやすい体作りや体質改善を目的としています。

痩身エステでダイエット効果を出すためには、運動や食事制限も必要で、少しでも油断するとリバウンドしてしまいことも多いです。医療ダイエットは直接的に脂肪を減らすため、運動や食事制限は必要ありませんし、リバウンドもしにくいです。

医療ダイエット(メディカルダイエット)の種類

医療ダイエットと一口に言っても、治療法はさまざまです。どのような治療法があるのか、どんな特徴があるのかそれぞれ解説していきます。

内服薬や注射薬によるGLP-1ダイエット

GLP-1ダイエットは、GLP-1受容体作動薬を使った治療法です。GPL-1は食欲を抑制したり、脂肪燃焼する効果が期待できます。過度な食事制限や運動をしなくてもお薬でダイエットができるため、非常に人気の高い治療法です。

GLP-1受容体作動薬には内服薬と注射薬があります。注射薬は皮下注射であるため、わき腹や太ももなど脂肪の多い場所に自己注射します。通院の必要がなく、他の治療法に比べて費用が安いため、継続しやすいのが特徴です。GPL-1ダイエットについては後ほど詳しく解説します。

マシンを使った医療痩身

医療機器を使って、脂肪を破壊したり、脂肪燃焼を上げることでダイエット効果が期待できる治療法です。脂肪冷却やEMS、医療ハイフなどがあります。

・脂肪冷却
脂肪冷却は脂肪細胞を凍らせることで脂肪を溶かし、部分痩せが期待できる治療法です。破壊された体脂肪は老廃物として体外へ排出されるため、安全性の高い施術です。ただし、1回の施術では目に見える変化は期待しにくく、2~3回以上の施術が推奨されています。脂肪冷却は皮下脂肪をターゲットにしているため、内臓脂肪にはアプローチできません。

・EMS
EMSは筋力に電気刺激を与えて収縮運動を起こすことで筋肉を強化する方法です。基礎代謝を上げることで、痩せやすい体を作ります。きつい筋トレを行わなくてもトレーニングができ、怪我のリスクやダウンタイムもありません。ただし、通常の筋力トレーニングを用いたダイエットと同じように効果を実感するためには数か月かかります。

・医療ハイフ
医療ハイフは高密度の超音波を照射することで脂肪細胞を破壊する方法です。破壊された脂肪細胞は老廃物として体外へ排出されます。施術後2~3週間で効果を実感でき、効果は3~6ヶ月程度持続します。副作用やダウンタイムはほとんどありません。

脂肪吸引

脂肪吸引は外科手術によって直接脂肪を吸引する方法です。皮膚を数ミリ切開し、細い管を挿入して脂肪を吸引します。脂肪吸引は効果をすぐに実感でき、その日のうちに見た目に変化が出るため、部分痩せに適しています。ただし、外科的治療であるため、術後の痛みやダウンタイム、傷痕が残るというリスクを伴います。

自宅でできるGLP-1ダイエットが圧倒的人気!

医療ダイエットは医療機関に通い施術を受けるイメージが強いですが、GLP-1ダイエットは通院の必要がなく、自宅で医療ダイエットを行うことができるため、人気の高い治療法です。

GLP-1(グルカゴン様ペプチド-1)はもともと体内に存在するホルモンで、インスリンの分泌を促し血糖値を下げる働きがあります。GLP-1受容体阻害薬はインスリンの分泌を補うお薬です。GLP-1ダイエットでは以下の効果が期待できます。

  • 食欲を抑制し、食事量を制限する
  • 消化スピードを緩やかにすることで満腹感が続き、間食を防ぐ
  • 基礎代謝を上げて、脂肪を分解しやすくする(脂肪燃焼効果)

GPL-1は脳の満腹中枢に働きかけ、食欲を抑制する効果が期待できます。食欲を抑制することで暴飲暴食を防ぎ、食事量を制限することができます。また、消化スピードを緩やかにする作用があるため、お腹が減りにくく、間食を防ぐこともできます。

また、食事摂取量を制限するだけでなく、脂肪細胞に作用し、脂肪分解と熱生産を促進するため、脂肪燃焼効果も期待できます。運動や過度な食事制限をしなくてもダイエットができるのがGPL-1ダイエットの強みです。

GLP-1ダイエットは内服薬と注射薬の2種類がある

GLP-1ダイエットで用いるGLP-1受容体作動薬には内服薬(リベルサス)と注射薬(オゼンピック、サクセンダなど)の2種類があります。

内服薬 注射薬
代表的な薬の種類 リベルサス オゼンピック
サクセンダ
ビクトーザ
費用 約15,000円~30,000円 約50,000円
服用周期 1日1回 オゼンピック:週1回
サクセンダ:1日1回
ビクトーザ:1日1回
副作用 吐き気、下痢、食欲減退、頭痛、低血糖など 吐き気、下痢、食欲減退、便秘など

内服薬はリベルサスのみ

リベルサスは2型糖尿病の治療薬として厚生労働省に承認されているお薬で、GLP-1受容体作動薬のうち、唯一の内服薬です。

注射薬のような痛みを伴わず、手軽に服用できるのが特徴です。服用方法は1日1回、空腹時に服用するのが望ましいです。食欲低下の効果は服用後早い段階で実感しやすく、体重減少は服用から2~3ヶ月程度で実感される方が多いです。

リベルサスには3mg/7mg/14mgの3つの用量があり、用量が多ければ多いほど高い体重減少効果を期待できます。用量は効果や副作用をみながら医師と相談して決めていきます。

》リベルサス通販のおすすめクリニックやお薬の解説はこちら

注射薬はオゼンピック・サクセンダ・マンジャロが代表的

GLP-1ダイエットの注射薬はオゼンピック・サクセンダ・マンジャロが代表的です。GPL-1内服薬と期待できる効果は同じですが、GPL-1注射薬は皮下注射です。

オゼンピック サクセンダ マンジャロ
有効成分 セマグルチド リラグルチド チルゼパチド
投与頻度 週1回 1日1回 週1回
1日の上限量 1.0mg 3.0mg 15mg

オゼンピックとマンジャロは週1回の投与で、数日から1週間程度はダイエット効果を期待できます。毎日注射するのが手間、痛みが苦手という方におすすめです。

サクセンダは短時間作用型であるため、1日1回注射が必要です。サクセンダと有効成分が同じものにビクトーザもありますが、ビクトーザは糖尿病の治療薬、サクセンダは肥満症治療薬として開発されたもので、1日の投与量に違いがあります。

注射薬は内服薬のように消化器官を経由しないため、成分の吸収率が良く、より高い効果を期待できます。投与回数も週1回で済むため、注射薬を選択される方も多いです。

GLP-1受容体作動薬と併せて処方されることの多いお薬

GPL-1ダイエットでは、GPL-1受容体阻害薬と併せて処方される薬がいくつかあります。併わせて服用することでより高いダイエット効果を期待できます。

SGLT2阻害薬

SGLT2阻害薬は2型糖尿病の治療薬として開発されたお薬です。余分な糖を尿中に排泄し、体外へ排出することで、血糖値を下げる働きがあります。副作用としては、低血糖やケトアシドーシス、頻尿や口渇、尿路感染症などが起こる可能性があります。

SGLT2阻害薬の代表的なお薬

  • ルセフィ
  • フォーシガ
  • カナグル
  • カナリア
  • スーグラ
  • スージャンヌ
  • ジャディアンス
  • トラディアンス
  • デベルザ

医療用漢方

医療用漢方には様々な種類がありますが、医療ダイエットで脂肪燃焼やむくみ改善、便秘改善、血行促進など痩せやすい体作りをサポートする漢方が併せて処方されます。

よく処方される漢方

  • 防風通聖散
  • 防已黄耆湯
  • 大柴胡湯

その他、以下のようなお薬も一緒に処方されることもあります。直接的に脂肪を減少させる効果はありませんが、ダイエットをサポートする作用のあるお薬です。

効果・作用 代表的なお薬
食後の急激な血糖上昇を抑える アカルボース、メトホルミン
食欲を抑える サノレックス
脂肪の吸収を抑える オルリファスト(ゼニカルジェネリック)、セチリスタット
コレステロールの吸収を抑える エゼチミブ(ゼチーアジェネリック)
筋力低下や基礎代謝の低下を防ぐ メトホルミン

GLP-1ダイエットの人気おすすめクリニック5選

GPL-1ダイエットのおすすめ人気クリニックを5院紹介します。治療プランが豊富であること、費用が相場よりも安いこと、アフターフォローなどサポート面も重視していることなど総合的に判断し、おすすめできるクリニックを厳選しました。

DMMオンラインクリニック

料金プラン GLP-1内服薬プラン: 7,920円~
GLP-1内服+脂肪燃焼プラン:12,210円~
GLP-1注射薬プラン:23,833円~
初診・診察料 無料
診療時間 24時間・365日対応
オンライン診療の有無 対応

DMMオンラインクリニックは24時間365日診療しているオンライン診療クリニックです。都合のいい時に手軽に受診できるのがDMMオンラインクリニックの強みで、お薬の配送もスピード感があります。

GPL-1ダイエットは、GPL-1内服薬、GPL-1注射薬、GPL-1脂肪燃焼、GPL-1糖質カットと豊富なプランが用意されています。料金はどのプランもお手頃価格なので始めやすく、GPL-1内服薬は1ヶ月7,920円~、GPL-1脂肪燃焼プランは12,210円~となっています。

診療予約は公式サイトから簡単に取れますし、診察・処方はスマホさえ用意しておけば大丈夫です。当日枠に空きがあれば最短数分で医師の診察を受けることができるので、時間に縛られないのも嬉しいポイント。空き時間にサクッと診察を受けたい方、コスパ重視の方におすすめのクリニックです。

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クリニックフォア

料金プラン GLP-1内服薬プラン:8,027円~
GLP-1注射薬プラン:26,730円~
GLP-1内服薬+SGLT2阻害薬プラン:23,216円~
初診・診察料 無料
※お薬を処方されない場合は診察料1650円が発生します
診療時間 7:00~24:00
オンライン診療の有無 対応

クリニックフォアは全国に10院以上あるクリニックで、特にオンライン診療に高い人気があります。口コミでは予約から診療までのスピード感と丁寧な診察、配送の早さが好評です。GPL-1を用いた医療ダイエットをメインとして行っています。

GPL-1ダイエットはGPL-1内服薬・GLP-1注射薬プランがあり、SGLT阻害薬や医療用漢方を組み合わせたより高い効果が期待できるプランも多数用意されています。内服薬プラン(リベルサス)は1ヶ月8,027円~とコスパが良いです。

注射薬(オゼンピック)は1ヶ月あたり26,730円~と内服薬に比べて費用は高めですが、週1回投与と手間が少なく、内服薬よりも高い効果を期待できます。医師と相談し、自分に合った治療方針を決めてみてください。

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DIOクリニック

料金プラン 医療ダイエットプログラム:月額24,800円
先着5名限定で月々4,900円~キャンペーン実施中
初診・診察料 1,650円
診療時間 7:00~24:00
オンライン診療の有無 対応

DIOクリニックは医療ダイエットを専門としたクリニックです。4つもメソッドを組み合わせた医療ダイエットプログラムを行っており、利用者の99%がダイエット成功、99%がリバウンドなしという高い実績があります。

プログラムは「医療機器」「GLP-1注射」「ダイエット薬」「食事指導」を組み合わせ、419万通りの中からその人に合ったプランを提案してくれます。自宅では内服薬と注射薬を中心に行い、クリニックでは医療冷却やハイフなど医療機器を使ってさらに体を絞っていくイメージです。

料金は月額24,800円ですが、先着5名限定で月々4,900円~から通えるキャンペーン実施しています。効果がなかった場合には全額返金保証にも対応していますので、安心してトライできますね。

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ファイヤークリニック

料金プラン 【対面診療】
ボディメイクメソッド:9,100円~/月
ダイエットピルメソッド:6,800円~/月
【オンライン診療】
ライトプラン:87,750円
プレミアムプラン:135,000円
GLP-1内服薬:11,000円~
GLP-1注射薬:17,800円~
医療用漢方:9,000円
初診・診察料 無料
診療時間 10:00~19:00
オンライン診療の有無 対応

ファイヤークリニックは全国に5院ある医療ダイエット専門クリニックです。オンライン診療にも対応しているため、GLP-1内服薬や注射薬の治療なら来院しなくても行うことができます。無料カウンセリング予約から簡単に予約ができ、お薬も診察後最短翌日には届くため、治療をすぐに開始することができます。

治療プランは対面診療とオンライン診療で異なります。対面診療は、痩身施術×ダイエット薬×コーチングを掛け合わせ、その人に合ったプログラムを提案してくれます。痩身施術は脂肪冷却、EMS、脂肪溶解注射を使用し、短期間で効率的なダイエットが可能です。

オンライン診療はダイエット薬を使って治療を行います。単品処方が可能で、リベルサスは1ヶ月11,000円~、GLP-1注射薬(サクセンダ)は17,800円~となっています。その他、GPL-1内服薬を中心に遺伝子型や食生活、体型、血液検査の結果を見て20種類以上の薬剤からオーダーメイド処方してくれるプランもありますよ。

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湘南美容クリニック

料金プラン 医療痩身マシン:19,800円~/回
脂肪吸引:71,290円~
ダイエット注射・脂肪溶解注射:1,980円~22,000円
サクセンダ:24,800円(17日分)
初診・診察料 無料
診療時間 10:00~19:00
オンライン診療の有無 対応
六本木院の痩身専門外来、湘南内科皮フ科クリニック町田院は初診から対応
仙台院、新宿本院、新橋銀座口院、六本木院、横浜東口院、名古屋院、大阪梅田院は2回目以降対応

湘南美容クリニックは全国に100院以上展開する大手美容クリニックです。「楽チン×頑張らない×リバウンドなし!」の医療ダイエットを提供しており、脂肪溶解注射や最新の医療機器を中心とした治療を行います。

GLP-1ダイエットは注射薬サクセンダの取り扱いがあり、初回は17日分24,800円とお手頃価格で購入することができます。六本木院と町田院は初診からオンライン診療に対応しているため、来院する必要はありません。店舗によっては、初診のみ対面診療を受ければ2回目以降はオンライン診療に切り替えられるところもあります。

医療痩身マシンは種類が豊富で、部位によって最適なマシンを選択してくれます。日本初導入のマシンや脂肪溶解リニアハイフなど他のクリニックにはない治療法があり、料金も低価格であるのが湘南美容クリニックの強みです。本気で痩せたい人を医師が全力でサポートしてくれますよ。

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TCB東京中央美容外科

料金プラン 脂肪溶解注射:201,700円~
GLP-1注射:49,800円~
脂肪吸引:60,100円~
医療機器:6,500円/月
初診・診察料 プランに含まれている
診療時間 10:00~19:00
オンライン診療の有無 非対応

TCB東京中用美容外科は全国に83院展開する大手美容クリニックです。幅広い美容施術を取り扱っており、高い実績があります。経験豊富な医師が多数在籍しているため、安心して治療を任せられるでしょう。

診療方法は対面診療のみ、治療法は医療機器を使った治療や脂肪吸引など豊富なメニューの中から選択することができます。料金は脂肪吸引が60,100円~、医療機器は月々6,500円~となっています。

カウンセリングや施術は完全個室で行われますので、プライバシーもしっかり配慮されています。対面診療だからこそ、不安や心配はすぐに相談できますし、通うたびに効果が目に見えてわかるのでモチベーションも上がるでしょう。短期間で部分痩せしたい方、コスパよりも品質重視の人におすすめのクリニックです。

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医療ダイエットのメリット・デメリット

医療ダイエットは運動や食事制限なしで楽に痩せられるダイエット方法ですが、メリットばかりではありません。医療ダイエットのメリット・デメリットを理解したうえで治療を行いましょう。

医療ダイエットのメリット

  • つらい食事制限や運動をしなくてもよい
  • リバウンドしにくい
  • 痩せやすい体質へ改善される
  • 部分痩せができる

医療ダイエットの最大のメリットは食事制限や運動なしでダイエットができる点でしょう。医学的根拠に基づいた治療で、脂肪細胞そのものを減らしていくため、食事制限や運動をしなくてもダイエットができます。また、リバウンドしにくいというメリットもあります。

また、痩せたい部分だけピンポイントでダイエットができるのも医療ダイエットの強みです。二の腕や太もも、お腹など気になる部位だけ脂肪をアプローチすることもできるため、部分痩せしたい人におすすめです。

医療ダイエットのデメリット

  • 費用が高い
  • 副作用やリスクを伴う
  • 施術方法によってはダウンタイムがある

医療ダイエットの一番のデメリットは費用が高いことでしょう。運動や食事制限は自宅で行えますので、費用はほとんどかかりません。しかし、医療ダイエットは費用がかかり、治療法によっては数十万円かかることもあります。

費用面が気になる人はGLP-1ダイエットがおすすめで、内服薬なら1ヶ月あたり15,000円程度で始めることができます。他の治療法に比べると圧倒的にコスパが良く、続けやすいです。脂肪吸引など外科的な治療のようにダウンタイムもなく、そこまで重い副作用もありません。費用や副作用に不安がある人はGLP-1ダイエットを検討してみるとよいでしょう。

医療ダイエットクリニックの失敗しない選び方

医療ダイエットを成功させるためには、クリニック選びが非常に重要です。クリニック選びで重視すべきポイントについてまとめました。

目的に合った施術メニューがあるかどうか

まずは、どんな方法で、どこを痩せたいのかなど治療方法や目的を明確にし、そのクリニックに自分が行いたい治療法があるかを確認しましょう。

安さ重視で選ぶのか、手軽さ重視で選ぶのかによってもクリニックは変わってきますし、全体的に痩せたいのか、部分痩せしたいのかによっても治療法は変わります。また、それぞれの治療法にはメリット・デメリットがあります。理解した上で、自分に合いそうな治療法を見つけましょう。

実績や症例数が豊富なクリニックが安心

内服薬や注射薬を使った治療法の場合はそこまで気にする必要はありませんが、外科的治療や医療機器を使った治療法を選ぶ際は、実績や症例数が豊富なクリニックが安心です。

医療ダイエットは治療法が多いため、クリニックによって得意・不得意があります。そのクリニックがどんな治療法を得意としているかは実績や症例数である程度確認することができます。

特に、外科的治療は医師の腕によって左右される治療法であるため、経験豊富なベテラン医師が在籍しているクリニックを選ぶのがおすすめです。

アフターケア体制が充実している

医療ダイエットは副作用やダウンタイムなどのリスクがあります。安心して治療を行うためにも、アフターケアや保証が充実しているクリニックを選ぶのがおすすめです。

アフターケアの充実度を求めるなら対面診療が安心でしょう。オンライン診療は来院の必要がなく、手軽に診察・薬の処方が受けられるというメリットはありますが、副作用などが生じた場合に相談はできても処置は難しいです。対面診療なら、処置が必要な副作用が生じた場合にすぐに対処してもらえるという強みがあります。

保証は「全額返金保証制度」があるクリニックがおすすめです。医療ダイエットにかかるお金は決して安くはないので、結果が出なかった場合に返金保証があると安心です。

料金は続けやすい価格帯であるか

医療ダイエットは数カ月間治療を続けてダイエット結果を出すプログラムであることが多いため、1ヶ月にかかる費用だけでなく、医療ダイエットを行うトータル期間で考える必要があります。治療法によって予算は変わってきますので、自分の予算内で行える治療プログラムを選ぶ必要があります。

例えば、GLP-1ダイエットの内服薬や注射薬は1ヶ月ごとの料金が明確ですし、他の医療ダイエットに比べて料金も安いため、続けやすい治療法です。脂肪吸引や医療機器を使った治療法は部分痩せに適していますが、1回あたりの料金が高額になりやすく、回数も必要であるため、ある程度の予算が必要でしょう。

初回カウンセリングで「目標とするダイエット効果を出すためには、トータル的にどれくらいの予算が必要なのか」を確認することが大切です。

薬を使った医療ダイエットを行う際の注意点

薬を使った医療ダイエットを行う場合は以下の点に注意しましょう。

個人輸入の薬を服用しない

ダイエット薬に限らず、医療用医薬品の個人輸入(通販サイト)は大変危険です。医療ダイエットで処方されるお薬は安くありません。そのため、費用を抑えるために通販サイトで購入される方もいますが、個人輸入のお薬は偽造薬であるリスクがあります。

全く異なる成分が入っていた、成分量が少ない場合もあります。危険な成分が入っていて重篤な健康被害に遭う可能性だってあり得ます。「個人輸入=価格が安い」と思っている方も多いですが、実際のところクリニック処方と個人輸入でそこまでの価格差はありません。

医師の指示・指導のもと、正しいルートで処方してもらい、安全に医療ダイエットを行いましょう。

医師の指示・指導のもと用法・用量を守る

GLP-1ダイエットに使用されるリベルサスやサクセンダなどのお薬は糖尿病患者に使用される治療薬です。そのため、医師の指示のもと、正しい用法と用量を守って服用することが絶対条件です。用法や用量を誤ると、低血糖発作を起こしたり、重篤な副作用が起こる危険性もあります。

その他、医療用漢方やSGLT阻害薬も正しく服用しましょう。

医療ダイエット薬は保険適用にはならない

基本的には医療ダイエット薬は保険適用にならないケースがほとんどです。医療ダイエットで保険適用となるのは医師より「肥満症」と診断された場合です。医療ダイエットを行う目的が「肥満症の治療」であれば保険適用、「見た目の改善」であれば保険適用にはなりません。

ただ太っていれば肥満症というわけではなく、肥満症診療ガイドラインよると「肥満症は肥満に起因ないし関連する健康障害を合併するか,その合併が予測される場合で,医学的に減量を必要とする病態」と定義されています。健康障害は2型糖尿病や高血圧、脳梗塞など11の項目があります。

詳しくは「肥満症診療ガイドライン2016」を参照してください。

副作用が出る可能性を理解しておく

医療ダイエットには薬剤や医療機器が使用されます。薬剤を使用した医療ダイエットは副作用、医療機器を使ったダイエットは副作用に加えて、ダウンタイムがあることを理解しておきましょう。

例えば、GLP-1ダイエットは薬を服用・投与するため、副作用のリスクがあります。主な副作用には吐き気や嘔吐などの胃腸障害があります。その他、血糖値が下がることによる低血糖発作や急性膵炎などが出現する可能性もあります。治療には副作用のリスクがあることを理解しておきましょう。

医療ダイエットはこんな人におすすめ

  • 食事制限や運動によるダイエットが続かない人
  • リバウンドせずに痩せたい人
  • 少しでも早くダイエットの結果を出したい人
  • 部分痩せしたい人
  • マシンや外科的治療をせずにダイエットしたい人

医療ダイエットは医師や看護師などの医療スタッフのサポートのもと、無理なく体重を落とせるダイエット方法です。医療ダイエットは医学的根拠に基づいた治療法であるため、リバウンドしにくいのが特徴です。また、部分痩せを行うこともできるのも医療ダイエットの強みと言えるでしょう。

これまでダイエットを行ってきたけど結果が出ない人、食事制限や運動によるダイエットは継続できない人、短期間でダイエット結果を出したい人におすすめです。