ニキビは老若男女問わず悩みの尽きない肌トラブルですが、ニキビケアを失敗するとニキビ跡が残ってしまって、さらに悩みが深くなりますよね。私も30代ですが、ニキビ跡はどうにかして消したい…と思っていました。
この記事では、ニキビ跡の症状別による治療法と、よくある疑問について解説していきます。ニキビ跡の治療が行えるおすすめクリニックも紹介していますので、そちらもぜひ参考にしてみてください。
ニキビ跡の症状別に見た代表的な治療法
一般的にニキビが悪化してしまった状態は「赤ニキビ」「色素沈着・クレーター」「しこり・ケロイド」の3つが言えるでしょう。あなたの今の症状に応じて、どういった治療法が一般的なのか、まずはチェックしてみてください。
紅色丘疹(赤ニキビ)
- ケミカルピーリング
- イオン導入
- 光治療・レーザー治療
紅色丘疹(以降:赤ニキビ)とは、ニキビの炎症が進んでいって赤くなってしまった状態のことを指します。さらに進行してしまうと化膿して黄ニキビになってしまいます。赤ニキビ、黄ニキビにまで症状が悪化してしまうと、仮に炎症が落ち着いたとしてもニキビ跡になりやすいです。
白ニキビや黒ニキビの状態で放置してしまう、気になって触ったり洗顔時にゴシゴシ拭いたりなどの刺激を与えることで悪化する可能性があります。そのため、白ニキビ・黒ニキビの時点でしっかりとケアすることが重要です。そうすれば、ニキビ跡が残るリスクを減らすことができます。
赤ニキビは、とくにTゾーンやUゾーン、頬などにできやすくなっています。Tゾーンは顔の中でも皮脂の量が多く、Uゾーンは外部からの刺激を受けやすい部位だからです。頬も同様に刺激を受けやすく、マスクの刺激も受けやすくなっています。
ニキビ跡(色素沈着・クレーター)
- ケミカルピーリング(色素沈着)
- イオン導入(色素沈着)
- 光治療・レーザー治療
- ダーマペン4
ニキビが炎症を起こすとメラニンが生成されます。このメラミンが茶色のシミのように残ってしまうのが、色素沈着という形で残ったニキビ跡です。ニキビがある部分は肌のターンオーバーが正常に行われない可能性があり、それが原因で色素沈着してしまうのです。
色素沈着にもレベルがあり、軽い症状であれば半年ほどで自然治癒することもあります。しかし、症状が重たかったり、ケアを怠って紫外線を浴び続けたりしてしまうとメラニンが生成されてしまい改善しないこともあるのです。
もし真皮深層までメラニン色素が及んでしまうと、治療も長期化してしまう危険性も。
クレーターとは、炎症が真皮深層まで到達してしまって、治療後にクレーター状になってしまう状態のことを指します。炎症が進むと、毛穴周辺で破壊された組織を修復するためにコラーゲンが分泌されます。それが過剰に行われるため、クレーターのように凸凹なニキビ跡が残るのです。
鼻や眉間、こめかみのようなTゾーンはとくにクレーター型になりやすいです。重度のクレーターになると皮膚が固まってしまい、元の状態に戻すのが難しくなる可能性もあります。
ニキビ跡(しこり・ケロイド)
- ニキビ注射
- 光治療・レーザー治療
- ダーマペン4
しこりとは、炎症が皮膚の深い部分まで進行してしまうことで皮膚の過剰再生が行われ、肌の表面にポコッと膨れて現れたものです。触感は固く感じますが、強く押さえつけない限り痛みを感じることはほとんどありません。
ニキビ跡としてのしこりであればニキビ注射やレーザー治療で治すことができますが、まれに「粉瘤」と呼ばれるできものと見間違う可能性もあります。こちらの場合は手術が必要になりますので、もしニキビもできていないのにしこりがある場合は、触らず病院へ相談してみましょう。
しこりがさらに悪化してしまい、ミミズ腫れのような跡になるのがケロイドです。いきなりケロイド状のニキビ跡になることは少なく、同じ部位に何回もニキビができることで皮膚の再生が繰り返されることで発症する可能性があります。
とくに顎下やフェイスラインがケロイドになりやすいです。ニキビ跡の中でも自然治癒の可能性が非常に低く、そのまま放置しておくと健常部にもしみ出してしまう可能性まであります。複数の治療法を組み合わせて治療を進めますが、症状が酷いと治るまで数年かかることもあります。
ニキビ跡にはなっていない場合は?
もしニキビが完治してニキビ跡が残っていない場合でも油断してはいけません。ニキビ跡を残さない最も効果的な方法は、「ニキビを作らないこと」です。そのため、ニキビが完治してからもセルフケアが重要になってきます。
食生活を治す、摂取すべき栄養素を考える、睡眠不足を解消する、ストレスを溜め込まないなど生活習慣の改善だけでも効果に期待できます。その他にも、正しい洗顔や自分に合った化粧水を選ぶなども重要になってくるのです。
ニキビのセルフケアやおすすめの化粧水に関しては、「ニキビケアにおすすめの化粧水ランキング20選|大人ニキビ・肌荒れケアに」の方で詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。
ニキビ跡を消す治療法4つの比較表
ケミカルピーリング | イオン導入 | 光治療・レーザー治療 | ダーマペン4 | |
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対応ニキビ | 赤ニキビ 色素沈着 |
赤ニキビ 色素沈着 |
全ての症状に対応 | 色素沈着 クレーター ケロイド |
治療期間 | 半年くらいで効果を実感 | 3ヶ月くらいで効果を実感 | 3ヶ月くらいで効果を実感 | 3ヶ月~半年ほどで効果を実感 |
料金相場 | 5,000円~7,000円 | 5,000円~15,000円 | 10,000円前後 | 20,000円~30,000円 |
推奨回数 | 月1~2回の治療を5~10回ほど | 1~2週間に1回~2回を目安に通う | 2週間に1回の治療を5~8回ほど ※レーザー機器の種類による |
月に1回の治療を5~6回ほど |
ダウンタイム・副作用 | かゆみ ヒリヒリ感 |
赤み 湿疹 ※ほとんど出ない |
赤み かさぶた 紫外線に弱くなる |
ニキビの悪化 シミ 傷跡が残る可能性 |
保険適用 | 不可 | 不可 | 不可 | 不可 |
ケミカルピーリング
ケミカルピーリングとは、薬品を皮膚に塗布して皮膚を剥がすことによってニキビ跡を解消させる方法です。剥がすと言っても強制的に剥がすのではなく、薬品によって肌のターンオーバーを促進させることで誘発させるようなイメージです。そのため、痛みなどはないため安心してください。
ケミカルピーリングのおすすめポイントは、全てにおいてお手軽という点でしょう。施術時間も約30分前後と短いですし、施術後のダウンタイムも短時間となっています。他の施術と比較してもリーズナブルに受けられるのもケミカルピーリングの良さです。施術当日からメイクもできます。
その一方で、ケミカルピーリングには即効性がなく、効果が出るタイミングも個人差があります。肌のターンオーバーを促進させるという治療内容ということもあり、半年間やって効果が出始める人もいれば、1年近く続けないと思ったような効果が出ない人も。
そのため、他の施術と比較して継続的な治療が必要になります。できれば月に1~2回ペースで5~10回は受けたいところです。幸い料金はそこまで高いものではありませんので、じっくりとニキビ跡を消したい人は検討してみると良いでしょう。
イオン導入
イオン導入とは、ビタミンC(L-アスコルビン酸)などの美容成分を肌に塗布し、その部分に微弱な電流を流す治療のことです。
イオン導入は肌のハリやツヤを出すために使われたり、美白ケアとして使われることが多いのですが、ニキビ跡治療としても活用されています。なぜイオン導入がニキビ跡治療に使えるのか。その理由は、ビタミンCに以下のような効果があるからです。
- 皮脂の過剰分泌の抑制と、それによる毛穴詰まりの解消
- ニキビ悪化のリスクを軽減
- コラーゲンの合成促進効果と美肌作用で凸凹を軽減
ただし、イオン導入を始めたからといって劇的に良くなるわけではありません。あくまで症状緩和や悪化するリスクの軽減が目的です。ケミカルピーリングと相性が良く、ケミカルピーリング→イオン導入の順番で治療を行うクリニックも多いです。
光治療・レーザー治療
ニキビ跡治療には、光やレーザーを用いた施術もあります。このような光やレーザーというのは、肌の奥に存在しているメラニン色素を破壊することができるため、肌表面に残ってしまったニキビ跡を目立たなくすることができるのです。
そんな光治療・レーザー治療最大の特徴は、機種を変えればどんなニキビ跡の治療にも対応できるという点です。例えば色素沈着であればIPL光治療、凸凹のクレーターであればパールフラクショナルレーザーのようなイメージです。機種を多く抱えているクリニックであれば、そこだけで完結することもできます。
1回あたりの治療費がそこまで高くないのも嬉しいポイントです。効果を実感できるまでの期間も短い方で、ちゃんと通えば3ヶ月ほどで改善することも多いです。副作用もダウンタイムも少ないため、初めてニキビ跡治療をするという人にもおすすめ。
ダーマペン4
ダーマペンとは、極細の針を皮膚に刺して穴を開け、その穴の修復効果を活用する施術法です。穴といっても目で見えないほど極小であり、施術後に目立つようなことはありません。ニキビ治療だけでなく、小じわやたるみの改善、毛穴の改善などにも活用されています。
最新のダーマペン4は、これまでのダーマペンと比較して針の数が増えています。1秒で最大1,920個という膨大な数の穴を肌に開けることが可能です。針の長さも細かく変更することができますので、その日の肌環境に合わせて深さも調整できます。
ニキビ跡治療としては、ダーマペンでコラーゲン・エラスチンなどの生成を促進することで肌を再生していき、その過程でニキビ跡を消すことができます。肌の深部にまで針を刺すことができますので、クレーターやしこり、ケロイドのニキビ跡まで対応することが可能です。
ダーマペンは施術回数が少ないものの、1回あたりの料金が高いのがデメリット。副作用やダウンタイムも他の施術と比較するとやや多いことが知られています。
ニキビ跡の治療が安いおすすめ美容皮膚科
ここからは、ニキビ跡の治療をおこなっているおすすめの美容皮膚科を紹介していきます。どの美容皮膚科も安くなっていますので、とにかく早くニキビ跡を消したい人はカウンセリングを予約してみましょう。

自分ではどの治療法が最適か分からないと思いますので、気になるクリニックに行き、まず医師のカウンセリングを受けてください。カウンセリングは無料なので、まずは気軽に相談を。
品川スキンクリニック
施術メニュー | 【ケミカルピーリング】 顔全体1回:4,650円 【レーザー治療】 【光治療(フォトシルクプラス)】 【ダーマペン4】 ※その他にも複数のニキビ跡治療あり
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初回カウンセリング | 無料 |
院数 | 全国40院(その内23院が品川スキンクリニック) |
- 全国に店舗があるため地方でも通いやすい
- 豊富なニキビ跡治療が揃っている
- 施術料金もリーズナブルなので安心
- カウンセリングは無料で内容も丁寧と口コミでも高評価
品川スキンクリニックは、美容施術を専門的に行っているクリニックです。品川美容外科と合わせて全国に40院あり、その内23院が品川スキンクリニックとして診察を行っています。地方の人でもすぐに近くの店舗に通えるのは大手美容クリニックならではのメリットです。
そんな品川スキンクリニックのニキビ跡治療は、ケミカルピーリングやレーザー・光治療、ダーマペン4など豊富に取り揃えられています。自分のニキビ跡に合った適切な治療法を提案・選択することができますので、効率良く治療を進めていくことができるのです。
施術料金は治療法によって大きく異なりますが、おおよそ5,000円~15,000円が相場となっています。レーザー治療はピコレーザーだと16,500円と少し高めになってしまいますので、予算をできるだけ抑えたい人はフラクショナルCO2レーザーによる施術がおすすめ。
初回カウンセリングは無料ですので、まずはカウンセリングを受けて自分のニキビ跡の状態、どの施術で治療を進めていくのか、治療費の見積りなどを出してもらいましょう。丁寧なカウンセリングと口コミでも評判なので、安心してカウンセリング予約をしてみてください。
東京中央美容外科
施術メニュー | 【サブシジョン】 頬全面(片側):150,000円 頬1/2(片側):100,000円 【ピコレーザー】 【コラーゲンピール】 【ダーマペン4】 ※その他にも複数のニキビ跡治療あり
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初回カウンセリング | 無料 |
院数 | 全国72院 |
- 全国に72院ある大手美容クリニックという安心感
- カウンセリングは無料で、デメリットまでしっかりと教えてくれる
- サブシジョンとピーリング治療がおすすめ
- 支払い方法が豊富だから分割でも契約可能
東京中央美容外科は大手美容クリニックという安心感があり、今まで多くの美容施術に携わってきたベテラン医師が多く在籍しています。カウンセリングではニキビ跡の状態から施術内容まで細かく説明してくれるだけでなく、治療の副作用やデメリットまでしっかりと教えてくれると評判です。
TCBのニキビ跡治療は、レーザー治療、ピーリング治療、ダーマペン4、サブシジョンがあります。どんなニキビ跡でも柔軟に対応することができますので、まずはカウンセリングを受けて医師からの提案を聞いてみることをおすすめします。
とくに力を入れているのが、サブシジョンとピーリング治療です。サブシジョンは施術料金が高くなっていますが、ピーリングであれば1回あたり15,000円、5回コースでも64,000円あればブラックピール、コラーゲンピールどちらの治療でも受けることができます。
どの施術も1回の単発コースよりも、長期的な治療を前提に5回コース以上を選ぶのがおすすめです。支払い方法もクレジットカードや医療ローンがありますので、その場で一括清算が難しい人でも契約しやすい環境となっています。
湘南美容クリニック
施術メニュー | 【ケミカルピーリング】 小1回:4,950円 小5回:23,500円 【ダーマペン】 【フォトダブル(光治療)】 【エレクトロポレーション(イオン導入)】 ※その他にも複数のニキビ跡治療あり
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初回カウンセリング | 無料 |
院数 | 全国82院 |
- 症例実績24,692件以上を誇る大手美容クリニック
- さまざまなニキビに対応できるほどの豊富な施術法
- サブシジョンという珍しい施術も対応
- 料金は施術方法によって大きく異なる
- 長期的な治療になる場合は複数回セットでの契約がおすすめ
湘南美容クリニックのニキビ跡治療は、色素沈着やクレーターのような治りにくいニキビ跡でもイオン導入やケミカルピーリング、レーザー治療、ダーマペン4など集中的にアプローチすることが可能です。
それに加えて、特殊な医療用ニキビ専用針を使用した「サブシジョン」もおすすめです。サブシジョンとは、専用の針を皮膚表面から皮膚深部へ刺し込むことで固くなった繊維を切断・剥離し、クレーター状のニキビ跡を効率良く治療していくことができます。
施術料金は、ケミカルピーリングであれば1回5,000円ほどで受けることができますが、レーザー治療になると1回25,000円に。5回セットで契約した方が1回あたりの料金は安くなりますので、もし複数回の施術が必要な場合はセットでの契約を検討するのがおすすめです。
市販の商品でニキビ跡を消すのは難しい
皮膚科でニキビ跡を消すことはできますが、市販のニキビ治療薬でニキビ跡を消すのは難しいのでしょうか?結論から言うと、「消せる可能性のあるニキビもあるが基本的には難しい」というのが答えです。
①:赤ニキビの場合
赤ニキビの場合、時間はかかるものの肌のターンオーバーが続くことで自然回復することがあります。そのため、市販薬の薬でも改善を見込めることもあります。
ただし、赤みが広範囲に広がっているケースやすぐにでもニキビ跡を消したいのであれば専門医で治療を受けることをおすすめします。
②:色素沈着
色素沈着しているニキビ跡の場合、時間の経過と共に薄くなっていきます。そのため、こちらも市販薬である程度の改善には期待することが可能です。
ただし、炎症が真皮層のような深い部分まで進んでいると自然治癒の可能性は低くなっています。いつまで経っても改善が見られない場合は、クリニックで診察してもらいましょう。
③:クレーター
クレーター状のニキビ跡には「ローリング型」や「アイスピック型」「ボックス型」などのタイプに分けることができますが、どのタイプでも自然治癒・市販薬による治療は難しいとされています。なぜなら、ニキビの炎症が真皮層にまで達しており、肌のターンオーバーにも期待できないからです。
④:しこり
しこり状のニキビ跡の場合、クレーター状のニキビ跡とどうように肌のターンオーバーに期待できないことから市販の薬で治すのは難しいとされています。市販の薬だけでなく、病院で貰える内服薬・外用薬でも完治は難しいため、基本的にはレーザー治療となるケースが多いです。
ニキビ跡にならないようにやれること
「ニキビ跡ができても病院に行けばいいや!」と考える人もいるかもしれませんが、ニキビができた時点である程度は予防することができます。
ニキビを作らない予防法は「ニキビケアにおすすめの化粧水ランキング20選|大人ニキビ・肌荒れケアに」を参考にし、ニキビがニキビ跡にならないように行う予防はここで覚えていきましょう。
①:紫外線対策は必須
ニキビを悪化させ、ニキビ跡のリスクを上げる天敵が「紫外線」です。とくに色素沈着のニキビ跡の原因になりやすいです。もしニキビができたらUVカットができる日焼け止めを塗る、帽子や日傘を使うなどして紫外対策をしてください。
ただし、日焼け止めがニキビに悪影響を与えないように、肌への負担が少ないものを選ぶことが重要です。
②:肌の潤いを保つために保湿も大切
ニキビを作らないように保湿ケアをするのは重要ですが、実はニキビができてからも保湿ケアは非常に重要なのです。
ニキビができている部分はすでに炎症によるダメージを受けています。その状態で肌が乾燥してバリア機能が低下してしまうと、紫外線の影響も大きくなる上に肌の回復まで遅れてしまうのです。
肌のターンオーバーが順調に進んでニキビ跡のリスクを減らすためにも、しっかりと保湿ケアを行っていきましょう。保湿力の高い化粧水だけでなく、乳液やゲルを使って油分を補うことも忘れてはいけません。適量の油分は、肌から水分が逃げないように保護してくれるからです。
③:角質ケアも丁寧に行う
何もケアしないと肌表面には、不要な古くなった角質が残っている状態になります。古い角質は肌のターンオーバーを阻害していまい、色素沈着のニキビ跡になってしまうリスクが高くなっていまいます。そのため、角質ケアも丁寧に行う必要があるのです。
ただ、角質ケアといっても強引に角質を取り除けば良いというわけではありません。強めのピーリングやスクラブを使ってしまうと、肌に余分なダメージを与えてしまうからです。おすすめは塗るタイプの角質美容液です。これであれば、刺激を抑えた状態で角質ケアができます。
④:ニキビは触らない
ニキビができてしまうと、ついつい指や爪で触ってしまいがちです。しかし、これによってニキビに余計な雑菌が付いてしまいニキビ跡になってしまう可能性があります。気になるのは分かりますが、できるだけ触らず刺激を与えないようにしましょう。マスク着用時の擦れにも注意です。
⑤:食事バランスを考える
肌やニキビに対してのケアも重要ですが、身体の中からケアすることも必要です。ニキビの改善やニキビ跡を残さないようにするには、ビタミンを積極的に摂取する必要があります。家の中でも、探せば結構ビタミンが豊富な食材はあるものです。
例えば、ビタミンCであればイチゴやレモン、赤ピーマンなどに豊富に含まれています。血行を良くするには、ナッツ類やゴマに含まれているビタミンEを積極的に食べるのがおすすめです。もし食べるのが苦手な人は、サプリメントでも十分摂取することができます。逆に炭水化物や揚げ物はニキビを悪化させるため食べ過ぎに注意です。
ニキビ治療に関するよくある質問
最後に、ニキビ治療に関するよくある質問をQ&Aという形で解説していきます。
Q.未成年でも美容皮膚科で治療できる?
未成年でもニキビ治療で美容皮膚科を利用することはできます。しかし、未成年が治療を受けるのは以下の書類が必要になることが多いです。
- 親権者の同意書
- 親権者の許可(一緒に来院・電話で確認など)
そのため、未成年が美容皮膚科を受診する際には親に一度相談してみましょう。もし親の許可が得られれば、そのままカウンセリングの予約をして治療を始めることができます。
Q.男性にはどの美容皮膚科がおすすめ?
ニキビ跡が残るのは女性だけではありません。男性もニキビができますし、ケアを怠ればニキビ跡が残ることもあります。しかし、女性と男性では肌質が異なるため同じ治療でも効果に差が出てしまう可能性もあるのです。そのため、男性は男性専門の美容皮膚科に通うことをおすすめします。
男性専門の美容皮膚科はいくつかありますが、その中でもとくにおすすめなのが「ゴリラクリニック」です。男性専門の美容クリニックでは最も知名度がありますので、一度は聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。
男性専門ということもあり、男性の肌質に正しい知見を有しています。女性の肌と違って水分量が少なくきめが粗い、そして皮膚も厚いという構造上の違いを把握しているのです。そのため、男性だからこそ効果的なニキビ跡治療を受けることができます。
そんなゴリラクリニックが提供しているニキビ跡治療は、「凸凹クレーターに効果的なケミカルピーリング・ダーマペン・DPマスクを組み合わせた方法」と、「赤みや色素沈着に効果的なケミカルピーリング・エクセルV・イオン導入を組み合わせた方法」の2種類となっています。
基本的には肌の自己再生力を促す治療となっていますので、徐々に効果が発揮される方法です。さらに、施術後の肌のコンディションをキープするためにオリジナルスキンケア用品も用意されており、肌トラブルの抑制からダウンタイムの短縮にも役立ちます。
Q.ニキビって潰した方が治るって聞くけど本当?
確かに、中に詰まっている皮脂を押し出すことによって早く治すこと自体はできます。病院で受診した場合、医師の判断では潰すという選択をすることもあるでしょう。しかし、自分でニキビを潰して皮脂を押し出すのはおすすめできません。
病院で行う場合は、専門知識を持った医師が消毒された器具を使って進めます。そのため、毛穴などに負担をかけることもほぼありません。しかし、自分で潰してしまうと皮膚を傷付けるだけでなく、雑菌が付着してしまってニキビ跡が大きく残ってしまう危険性もあるからです。
Q.レーザー治療はどれくらいの痛み?
前提として、レーザー治療の痛みは個人差があります。「我慢できないくらい痛い!」という人もいれば、「全然痛くなかった」という人もいます。使うレーザー機種によっても異なりますし、それを年頭に置いて答えるなら以下のような口コミが多いです。
- 輪ゴムでパチンって弾かれたような痛み
- 爪楊枝でつつかれているような痛み
このように、多くの人は耐えられるくらいの痛みと答えています。もし痛みが耐えられない人、少しでも痛みを抑えたい人は麻酔の利用も検討してみると良いでしょう。麻酔クリームや麻酔テープなどを提供しているのか、カウンセリングの時点で確認することをおすすめします。
まとめ
今回の記事をまとめると以下のようになります。
- ニキビ跡の種類によっておすすめの治療法が異なる
- 光・レーザー治療が対応できるニキビ跡が多くておすすめ
- 市販の薬でニキビ跡を消すのは難しいケースが多い
- ニキビ跡には無理な刺激を与えないようにする
ニキビ跡は放置していても自然に治らないケースも多いです。市販の薬でもそこまで劇的な効果は得られません。とくに色素沈着タイプやクレータータイプは早めに治療を始めないと完治するまでに数年かかることもあります。
そのため、スキンケアをしているのにニキビ跡が思った以上に消えない場合は、美容クリニックでカウンセリングしてもらいましょう。そうすることで、ニキビ跡解消に一歩近付けます。